Summer Sonic 2006 サマーソニック2006
今回が7年目となるサマーソニックは、まずラインナップで新たな挑戦があった。これまで日本のフェスに出たことのないアーティストをということで、メタリカにリンキン・パークというヘヴィー・ロック勢をアウトドアのヘッドライナーに起用。しかしこれだけには留まらず、ダフト・パンクにフレーミング・リップス、マッシヴ・アタックにToolをインドアステージのトリに据え、どれを観ればいいのかという悩ましい事態にもなった。他にも新人から中堅どころ、更には日本人アーティストまでと、充実した顔ぶれが揃った。ステージ数は増えてそれらはアウトドアに設営され、インドアでは昨年に引き続きお笑いアクトが出演。エアギター選手権の国内最終予選も行われた。チケットは、東京については開催1ヶ月前にソールドアウト。集客は、東京大阪合わせてのべ18万人を記録したそうだ。
個人的には2年連続通算5度目で、東京会場に参加。体感では昨年以上に人が多くて混雑しているように思えたが、ライヴそのものは楽しめるものが多かった。しかし、今やサマソニの伝統と言ってもいい仕切りの悪さは相変わらずで、回を重ねているのになぜ改善の方向に向かわないのかが、不思議でならない。