Fuji Rock Festival'98 フジロックフェスティバル98
前年の悪夢を背負った形での開催。しかも場所は東京。当日は照りつける厳しい日差しを受けながらの観戦となりました。しかし、ライヴは感動の連続。お気に入りのアーティストがいるいないにかかわらず、その場にいることだけでたまらなく楽しくなってしまう不思議な空間。欧米では恒例となっている野外フェスティバルの一端を垣間見ることができたのでしょうか。引き裂かれた前年。危ぶまれた開催。そして実施。この素晴らしき2日間。この場に集結した人たち。その表情。その声。その叫び。それら全てが、大トリのプロディジーのクライマックスのときに私の中で一気にこみ上げてきたのです。