Summer Sonic 2005/Day 2-Vol.1 マシュー南/The Others/Caesers/Death Cab For Cutie
フェス初日終了後、帰宅する途中でかなり強い雨が降った。2日目の天候への影響も懸念されたが、朝起きてみるとすっかり晴れていて、ほっとひと安心。この日も10時くらいに現地入りし、千葉マリンスタジアム前のグッズ売り場に30分ほど並んでTシャツを購入。そして、マリンステージと題されたマリンスタジアム内に入場した。
11時になり、MCからの注意事項の伝達やNBAチアガールズの踊りがあった後、スペシャルゲストが登場。なぜか梅沢富美男の『夢芝居』がBGMとして流れ出し、傘に身を隠した人がステージ中央に登場。そして傘を取ると、なんとマシュー南だった。自身のテレビ番組「Matthew's Best Hit TV」がこの秋からゴールデンに進出するという番宣をし、そしてバックダンサーを連れた形で1曲歌っていた。最後には銀テープが放たれた。この模様は、番組でも放送されるのかな。
さて、この日のマリンステージのトップバッターは、UKの新人ジ・アザーズ。本国では、地下鉄でゲリラライヴを敢行し話題をさらうという4人組らしい。ポップでありながらパンクっぽい音を鳴らしていていて、ヴォーカルは何度と無くステージを降りてモッシュピットに突入しながら熱唱。ではあったが、私が注目していたのはベーシストだった。風貌がまるでキュアーのロバート・スミスみたいで、重低音をゴリゴリと鳴らしていた。
ここで千葉マリンスタジアムを離れ、インドアの幕張メッセに向かう。途中HMVダンステントの横を通りかかったのだが、DJかもしくはライヴが行われている様子で、たくさんの人が集まり賑わっていた。
この日の私の予定は、前日以上にほとんどソニックステージにべったりで、そしてまずはシーザーズだ。がしかし、入場規制寸前の人の密集度にいきなり焦らされる。なんだ、シーザーズってこんなに大人気のバンドだったのか?・・・実際は、マウンテンステージで出演予定だったバレット・フォー・マイ・ヴァレンタインがドタキャンするということなどがあって、他のステージに人が分散しなかったためだと思われる。
そのシーザーズ、ロックバンドとしての力量を如何なく発揮。ギターやベース、ドラムといった生楽器が、いずれもシャープなサウンドを形成し、そしてキーボードの音色がスパイスになっている。ハイライトになったのは、やはりiPodのCMにも使われている『Jerk It Out』。ヴォーカルにはエコーがかかり、バンド全体にも躍動感がみなぎってきた。場内のリアクションが最大限に爆発したのも、このときだ。
続いては昼食及び休憩を取り、再びソニックステージに戻ってデス・キャブ・フォー・キューティーを観る。エモバンドと聞いていたんだが、フタを開けてみればかなりポップで聴き易いサウンドになっていて、違和感ありまくり(単に私が知り得た情報が間違っていただけなのかも)。しかし、1曲1曲を丹念に歌い演奏するその姿と、自分たちの曲をオーディエンスに伝えんとする精一杯な姿勢には、好感が持てた。
(2005.8.23.)
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