Fuji Rock Festival'05/Day 1-Vol.1 ポカスカジャン・バンバンバザール
10時半くらいに会場入りし、まずはオアシスで遅めの朝食を食べて、HMVのブースでタオルを引き換えた後、グリーンステージへ。テーマ曲『田舎へ行こう』が流れ、進行を務める2人のMCが登場するという、恒例のオープニングとなる。2人は一通りの注意事項などを周知した後、日高社長をステージに呼び寄せた。日高社長からは、ホワイトからグリーンまでのボードウォークが半分だけ出来ていること、ところ天国に水車やパフォーマンスステージを作ったことなどの話があった。
グリーンステージ一発目は、マスター・ロウという日本のバンド。管楽器主体で、心地いい音色が早速野外に響き渡る。ヴォーカリストが見当たらず、演奏だけが延々と繰り広げられているので、インストバンドなのかなと思ったら、やがてヴォーカリストが自転車に乗ってステージに登場した。暑いのにスーツをびしっと着込み、マイクスタンドを手にしながらステージ上を右に左にと動き回って歌っていた。
ここで移動開始。林道を歩き、ところ天国やホワイトステージを通過して、アヴァロンフィ−ルドにたどり着く。早めの昼食でタイラーメンを食べ、そしてジプシー・アヴァロンに陣取った。このステージの進行の人と、白井貴子らアーティストとのトークセッションのようなことをやっていて、ジプシー・アヴァロンは自然エネルギーで運営されていることなどが語られていた。
ジプシー・アヴァロンは客が陣取るところが斜面になっており、また非常に狭いスペースである。そこへ徐々に人が集まってきて、やがてロープが張られ入場規制がされるようになった。そんな中をステージのセッティングが進んでいて、そしてバンバンバザール本人たちがいつのまにかリハーサルで歌い始めていた。ゆる~い雰囲気が漂うが、それがまた心地いい。続いてはポカスカジャンが登場し、こちらも少しの間リハをした。
さて時間となり、アコギ2人にバケツドラムというトリオ編成の、ポカスカジャンが登場。「今日も元気にポカスカジャン♪」という耳慣れたノリで始まって、いろいろとやらかしてくれた。長渕剛のマネをしながらドラえもんの絵かき歌をやって、出来上がったのがコロ助だったり、金八先生のノリで仮面ライダー学園物語をしたり、永ちゃん登場といって、実は矢沢永吉ではなく永六輔のモノマネだったり(矢沢永吉風の永六輔タオルもちゃんと作っていた/笑)、テレビでは絶対できないネタと銘打って、津軽弁で下ネタをボサノヴァ調に歌ったりした。しかしここで早くも雨が降り出し、ポンチョを頭からかぶる。
続いてはバンバンバザール。こちらもトリオで、アコギが2人にウッドベースという編成。去年はフィールド・オブ・ヘブンに出演していたそうだ。ヴォーカルの人がアンタッチャブルの柴田に似ている(笑)。こちらはゆるくて心地よいブルースを演ってくれて、場内はハッピーでピースフルな雰囲気に包まれた。先ほどまで降っていた雨は、いつのまにかあがっていた。
この後は2組のジョイントとなり、その名もバンバンジャン。狭いステージに6人が集結し、なぜか田原俊彦の『ハッとしてGood!』などを演っていた。このときジプシー・アヴァロンにはたくさんの人が集まったし、ノリもよかった。当人たちも気持ちよくできたのか、予定時間よりも少しオーバーして終了。ポカスカジャンはこの後も仕事のようで、移動して、夜には村祭りに参加してガオレンジャーと共演するそうだ。
(2005.8.19.)
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