Summer Sonic 2000 Vol.2 Dragon Ash
マッド・カプセル・マーケッツのライヴが始まったところで移動開始。まずはDブロック横のテントに行き、10月に単独来日するタヒチ80のチケットを購入する。ウィーザーのチケット発売に関してはいろいろともめた様子だが、フェスティバル会場で今後のコンサートのチケットを発売することはいいアイディアだと私は思っている。なんでフジロックではそれがないのかしら。
そしてはじめてステージ2に行ってみる。だけど…、2つのステージは同じ敷地内にあるのではなく、全く別個の敷地に位置している。このため入場ゲートもそれぞれにあり、荷物チェックはそれぞれのゲートを通る度に受けなくてはならない。これもストレスの要因。
更に、だ。私が行ったときはちょうどコールドプレイのライヴ中だったのだが、屋内ステージであるステージ2、ちょっとした体育館のようなところで、そして冷房が全く効いておらず、中は蒸し風呂状態。更には大勢の人が押し寄せているために、出入り口付近にまで人が溢れていて、思うように中に入れない。この暑さと人ごみですっかり具合が悪くなってしまい、たまらず外に出た。このとき2階席は開放されていなかった。…というより、ステージ2としてこの程度のキャパしか用意しなかったことが既に間違っている。
気分を立て直すためにクルマで少し休み、そしてホテルにチェックイン。私が宿泊するのは会場すぐのホテルで、恐らくはスタッフや出演アーティストもここに宿泊しているものと思われる。ステージ2に出演予定のイースタン・ユースのメンバーを、2度見かけた。
部屋で少し休み、気を取り直してステージ1に向かう。イールズがキャンセルになったことと、ステージ2のあまりの窮屈な状況のため、この日はもうステージ2には行かないと見切りをつける。
で、そのステージ1はもうドラゴン・アッシュのライヴ終盤に差し掛かっていた。シングルやアルバムがメガヒットとなったことだけでなく、その音楽に対するあり方からして、一度生ライヴを観てみたかったバンドである。
…が、降谷くんの声が思ったほどクリアではない。ぼそぼそしていて何を歌っているのか聞き取れない。そしてその降谷くんに限らず、バンド全体が放つインパクトというのが薄い。こんなものだったのか…。終盤はラッパ我リヤの人がステージ入りし共演を果たすものの、こうした物足りなさは払拭し切れなかった。ライヴ後半を観ただけで判断を下すのは性急かもしれないが、少なくとも私にとっては「もういいや」というバンドになってしまった。期待が大きすぎたのだろうか。
(2000.8.21.)
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