The Rock Odyssey 2004 The Other Acts

 今回のロック・オデッセイ2004、出演アーティストは計7組。私がフルで観たのは先の3組なのだが、ここでは断片的に観た他4組について、簡単に書いてみる。





11:00 - 11:40 Love Phychedelico

 洋楽のテイストが色濃い日本のユニットで、個人的にはフジロック'02で一度観たことがある。この日は映画「ホテル・ヴィーナス」の主題歌であり、イントロのリフが印象的な曲『Everybody Needs Somebody』でスタート。ボブ・ディランの『Like A Rolling Stone』のカヴァーも披露した。ヴォーカルの女性のMCは、例によって巻き舌の英語だった。



11:55 - 12:35 Josh Todd

 バックチェリー解散から2年余り。ソロとして再スタートを切ったジョシュだが、その音楽性はバックチェリーを継承しつつ、ややハードロック寄りのサウンドになっていた(ライヴだからかな)。直球一本槍のロックンロールを軸にしつつ、ソウルフルなヴォーカルを披露。裸の上半身には刺青が張り巡らされ、1曲終わる毎に「fuckin'・・・」と叫ぶジョシュ。終盤では、バックチェリーの『Lit-Up』も披露してくれて、少し嬉しかった。野外フェスよりも、ライヴハウスで観たかったかな。



12:55 - 13:40 Michelle Branch

 写真やPVで見ていた黒髪ではなく、茶髪(ブロンド?)の三つ編みになっていて違和感が。また、気のせいか少しぽっちゃりしているようにも見えた。『Everywhere』も、はじめワンコーラスはミシェルひとりでアコギ弾き語りのバージョンで歌い、続くバンドモードもアルバムで聴き親しんでいた熱唱モードよりはゆるく、これも違和感。『All You Wanted』もアコースティックで、全般的にまったりモードだった。



15:20 - 16:35 稲葉浩志

 まずは、女性ファンの多さに驚かされた。セットチェンジ中に次のアーティストがスクリーンに紹介されるのだが、ここで場内あちこちから黄色い歓声。それはライヴが始まっても同じで、B'z及び稲葉の人気の高さを思い知る。本人の甲高い金切り声と、ハードロック寄りのバンドサウンド。まるでライヴというより歌謡ショウで、これはこれでアリなのだろうが、私にとっては「次」に備えるためのリフレッシュタイムにさせてもらった。ここだけの話だが、個人的にカラオケでB'zの曲には結構お世話になっていたので、密かに期待していたんだけどなあ。








 もともとウドー音楽事務所は、野外フェスが乱立するよりもかなり前から、不定期にフェス形式のイベントを行ってきたプロモーターだ。とにかく顔ぶれだけは豪華な洋邦ごちゃまぜのラインナップというのも、以前からやってきたことだと思う。が、さすがにそのセンスは疑いたくなるし、仕切り面にもいろいろと問題はあったし(もともとあまり期待していなかったけど)、このフェスを来年以降も継続して行うのかどうかも疑問だ。ただ、ウドーとして招聘実績のあるビッグネーム、例えばU2であったり、例えばニール・ヤングであったり、そうしたアーティストをヘッドライナーに据えてフェス開催ということになると、やはり行かざるを得ない(苦笑)。




(2004.7.29.)















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