Countdown Japan 06/07 12/31-Vol.2 The Other Acts Pt.1







Beat Crusaders/Earth Stage

例によってメンバー全員がお面を被って登場し、曲を始めるときに脱ぎ捨てていた。しかしヒダカトオルが、「いきなりスペシャルゲストで~す♪」と言い放ち、ビークルと共作も共演もしているYour Song Is Goodの面々が登場。彼らもお面を被っていて、それを次々に脱ぎ捨てて演奏に加わった。いきなりトップギアのお祭り状態は、この日のスタートに相応しかったと言えよう。



Peridots/Moon Stage

事前の予備知識が全くなく、たまたま立ち寄って覗いてみたのだが、これが歌も演奏もしっかりしていて、骨太でありながらポップさも同居する曲そのものにも好感が持てて、かなりの手ごたえを感じた。そして、帰宅後ネットしてびっくり。ギターがグルーヴァーズの藤井一彦、ベースが元レピッシュの人だったとのこと。新人若手バンドなものとばかり思っていたのが、腕利きを揃えた実力派バンドだったのだ。



フルカワミキ/Galaxy Stage

白い衣装は妖精を思わせたが、彼女自身は地にしっかりと足のついた表現者だった。スーパーカー時代は初期ビョークのようなキャラを前面に出していた感があったが、ここでの彼女はパティ・スミスやスージー・スーを思わせるようなロックの人だった。ニューヨーク・パンク風の音にも好感が持てたし、中盤ではなんと村八分の『くたびれて』をカヴァー。ギターのひとりはナカコー、バイオリンはRovoの勝井祐二だった・・・のかな?



Team紅卍/DJ Booth

劇団「大人計画」の松尾スズキと河井克夫によるユニットで、最も狭いステージであるDJブースは溢れんばかりの満員大入りに。まずは猫のかぶりものをした河井が『タイムマシーンにお願い』をかけながら自分で歌い、そしてヅラにス−ツ姿の松尾が登場。大人計画のテーマ?のような曲を披露した後、なんとKat-tunの『Real Face』(!)を熱唱。老体にムチ打って、予想以上に頑張ってました(笑)。



Back Drop Bomb/Galaxy Stage

フジロックには何度も出演してくれているが、観るのは今回が初めて。ほとんどノンストップ状態でハードコアチューンを次々に連射し、観る側に休ませることを許さない。2人のヴォーカリストがバンドを牽引しているが、ギターやベース、ドラムの各パートも、的確でありながらアグレッシブなプレイをしてみせ、ライヴバンドとしての力量をまざまざと見せ付けてくれた。このスキルの高さは、海外に出しても恥ずかしくない。



麗蘭/Galaxy Stage

この日の朝は大阪に飛んでいたというオーガナイザー渋谷陽一が舞い戻り、前説を担当。仲井戸と渋谷は長年の友人関係にあり、歳も1歳違い(仲井戸がひとつ上)の同世代なのだそうだ。「Chabo」こと仲井戸麗市がリードヴォーカルとリズムギター、「蘭丸」こと土屋公平がリードギターというスタイルで、如何にも重鎮といったたたずまいの激渋ナンバーを披露していた。ラストには、名曲『雨上がりの夜空に』が歌われたとか。



Boom Boom Satellites/Earth Stage

『Moment I Count』で幕を開け、『Kick It Out』『Dress Like An Angel』といったキラーチューンを満載したステージだった。特に今回は中野のプレイがアグレッシヴで、プログラミングにベースプレイにと変幻自在な活躍ぶりを見せ、川島も負けじとエモーショナルなギターやヴォーカルを披露。・・・どこに問題があるわけでもなかったのだが、なぜか手堅くやっているという印象を受けてしまった。見慣れてしまったからだろうか。




(2007.1.3.)















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