The Yardbirds Discography Album
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Sales Date:1966.1. | Produce: | |
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1. Bye Bye Bird | 6. Pontiac Blues | |
2. Mister Downchild | 7. Take It Easy Baby | |
3. 23 Hours Too Long | 8. I Don't Care No More | |
4. Out Of The Water Coast | 9. Do The Weston | |
5. Baby Don't Worry |
ロンドンのクラブハウス、クロウダディ・クラブからローリング・ストーンズが巣立ち、マネージャーのジョルジオ・ゴメルスキーはその後釜としてヤードバーズを据える。ゴメルスキーはアメリカのブルースハーピスト、サニーボーイ・ウィリアムスンΠを迎え入れ、キース・レルフを除くメンバーがバックに回ってのステージを開催。これが63年の12月に2夜連続で行われ、両日の音源が収録された。サニーボーイの渋い歌声が冴え渡り、ヤードバーズは淡々とバックをこなす。サニーボーイは65年5月に他界するが、しかし彼の自在なハーモニカは、レルフのスタイルに多大な影響を及ぼしたはずだ。 |
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Sales Date:1965.1. | Produce:Giorgio Gomelsky | |
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1. Too Much Monkey Business | 6. Five Long Years | |
2. Got Love If You Want It | 7. Pretty Girl | |
3. Smokestack Lightning | 8. Louise | |
4. Good Morning Little School Girl | 9. I'm A Man | |
5. Respectable | 10. Here 'Tis |
当時はライヴアルバム自体が珍しく、しかも正式デビューアルバムがライヴアルバムというところが、数奇な運命を辿ったこのバンドの活動を象徴しているようにも思える。オープニングのMCは、バンドのロゴをデザインしたヘイミッシュ・グライムズ。エリック・クラプトンが既に"スローハンド"と紹介されているのが興味深い。演奏は全曲ブルース/R&Bのカヴァーで、バンドの(特にクラプトンの)黒人音楽への傾倒が伺える。音源は64年3月のロンドンはマーキークラブで行われたライヴの収録で、作品発表の時期はクラプトン脱退直後に当たる。 |
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Sales Date:1965.8. | Produce:Giorgio Gomelsky | |
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1. For Your Love | 7. I Wish You Would | |
2. I'm Not Talking | 8. Certain Girl | |
3. Putty In Your Hands | 9. Sweet Music (Take 3) | |
4. I Aint Got You | 10. Good Morning Little School Girl | |
5. Got To Hurry | 11. My Girl Sloopy | |
6. I Aint Done Wrong |
アメリカ向けのデビューアルバムとして作られた編集盤。ポップな路線に向かわせようとするジョルジオ・ゴメルスキーの思惑に、クラプトンの心は徐々にバンドから離れて行く。その決定打がサードシングル『For Your Love』で、クラプトンはレコーディングを拒否してバンドを脱退。後任にはジミー・ペイジの名が挙がるが、ジミーは当時セッションミュージシャンとして多忙な日々を送っており、替わりにジェフ・ベックを推薦。収録曲はクラプトン時代が8曲で、ベック加入後のものは3曲。表ジャケにベック、裏ジャケにクラプトンというバンドのフォトも意味深だ。 |
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Sales Date:1966.1. | Produce:Giorgio Gomelsky | |
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1. Mr You're A Better Man Than I | 6. Train Kept A Rollin' | |
2. Evil Hearted You | 7. Smokestack Lightning | |
3. I'm A Man | 8. Respectable | |
4. Still I'm Sad | 9. I'm A Man | |
5. Heart Full Of Soul | 10. Here 'Tis |
ビートルズやローリング・ストーンズがアメリカ進出して成功したのを意識して、ヤードバーズを"金の成る木"として売り出そうとしていたゴメルスキーの思惑による、アメリカ用の編集もの第2弾。ツアー中に録音した曲をA面部分に、アメリカでは未発売だった『Five Live Yardbirds』の音源をB面部分に配している。ゴメルスキーとバンドは、金銭上の問題でこの年4月に決裂。『Evil Hearted You』『Heart Full Of Soul』とヒットを飛ばし、もしかしたらこの頃がバンド活動として最も幸福な時期だったのかもしれない。 |
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Sales Date:1966.8. | Produce:Paul Samwell-Smith、Simon Napier-Bell | |
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1. Lost Woman | 7. Hot House Of Omagarashid | |
2. Over, Under, Sideways, Down | 8. Jeff's Boogie | |
3. The Nazz Are Blue | 9. He's Always There | |
4. I Can't Make Your Way | 10. Turn Into Earth | |
5. Rack My Mind | 11. What Do You Want | |
6. Farewell | 12. Ever Since The World Began |
全曲オリジナルの意欲作で、バンドのキャリア最高峰と言っていい作品。今までのブルースや黒人音楽の要素もありながら、後のガレージパンクやハードロックに通じる音作りになっている。この時期マネージャーはサイモン・ネイピア・ベルに交代。また今作のプロデュースも担当したポール・サムウェル・スミスがこの後脱退し、ジミー・ペイジがベーシストとして加入。やがてクリス・ドレヤがベースに転じ、ベック&ペイジの夢のツインリードが成立する。しかしそれも長くは続かず、病気がちでツアーに耐えられなくなったベックは、やがてバンドを脱退する。 |
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Sales Date:1967.8. | Produce:Mickie Most | |
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1. Little Games | 10. Little Soldier Boy | |
2. Smile On Me | 11. Goodnight Sweet Josephine | |
3. White Summer | 12. Puzzles | |
4. Tinker,Tailor,Soldier,Sailor | 13. Ha! Ha! Said The Clown | |
5. Glimpses | 14. I Remember The Night | |
6. Drinking Muddy Water | 15. Ten Little Indians | |
7. No Excess Baggage | 16. Think About It | |
8. Stealing Stealing | 17. Goodnight Sweet Josephine | |
9. Only The Black Rose | 18. Together Now |
この頃はメンバーおのおのがバンドとして活動する必然性をあまり感じなくなり、キース・レルフはソロシングルをリリース。そしてヤードバーズはジミー・ペイジの実験の場と化す。『White Summer』が後の『Black Mountain Side』の原型なのは有名だし、この曲とタイトル曲にはジョン・ポール・ジョーンズがアレンジャーとして参加している。3代目マネージャーのピーター・グラントとペイジはバンドの版権を握り、次なる構想、すなわちニュー・ヤードバーズ~レッド・ツェッペリンの実現に向けて動き出す。92年にはセッション時の別テイクや未収録音源を別ディスクとして付加した『Little Games Sessions & More』もリリースされているが、現在は廃盤。 |
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Sales Date:1971.9. | 1. The Train Kept A Rollin' | 6. Over Under Sideways Down |
Produce: | 2. Mr You're A Better Man Than I | 7. Drinking Muddy Water |
3. Heart Full Of Soul | 8. Shapes Of Things | |
4. I'm Confused | 9. White Summer | |
5. My Baby | 10. I'm A Man |
発表時期はヤードバーズ解散後で、レッド・ツェッペリンの活躍に便乗する形でアメリカのエピックが発売。無許可で発売したとしてジミー・ペイジは裁判に持ち込み、回収騒ぎにまで発展した。10分に渡る大作『I'm A Man』を始め、ツェッペリンに直結するペイジのスリリングな演奏が際立つが、対照的にキース・レルフのブルース的アプローチが浮き上がってしまい、バンドトータルとしてはまとまりに欠けたものとなっている。ヤードバーズの音源の中で唯一CD化されておらず、また今後もされる可能性が極めて薄い1枚だ。 |
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Sales Date:2003.4. | Produce:Ken Allardyce | |
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1. I'm Not Talking | 9. My Blind Life | |
2. Crying Out For Love | 10. Over, Under, Sideways, Down | |
3. The Naz Are Blue | 11. Mr. Your're A Better Man Than I | |
4. For Your Love | 12. Mystery Of Being | |
5. Please Don't Tell Me 'Bout The Newa | ||
6. Train Kept A Rollin' | 13. Dream Within A Dream | |
7. Mr. Sabotuer | 14. Happenings Ten Years Time Ago | |
8. Shapes Of Things | 15. An Original Man (A Song For Keith) |
92年のロック殿堂入りを機に、ジム・マッカーティとクリス・ドレヤが、若きメンバーを加えてヤードバーズの再編を計画。それにスティーヴ・ヴァイが協力して、実に30年以上の歳月を経てヤードバーズ名義のアルバムがリリースされた。内容は過去の曲の再演と新曲がほぼ半々になり、前者にはブライアン・メイやジョー・サトリアーニ、スラッシュ、ジェフ・バクスター、スティーヴ・ルカサー、ヴァイが参加。対して後者には1曲でジェフ・ベックが参加している。新ヴォーカルのジョン・アイダンは、声質も歌い方もキース・レルフとは異なるため、違和感があるのは否めないが、新作でありながらトリビュートアルバムの側面も持ち合わせるというユニークな仕上がりに、このバンドの「らしさ」を感じる。 |