The Smashing Pumpkins Discography Original Album

Gish
Sales Date:1991. Produce:Butch Vig & Billy Corgan
 Amazon.co.jpで購入(日本盤)
Amazon.co.jpで購入−日本盤/US盤
1. I Am One 6. Suffer
2. Siva 7. Snail
3. Rhinoceros 8. Tristessa
4. Bury Me 9. Window Paine
5. Crush 10. Daydream

 ギターバンドが台頭しつつあった、90'sのUSロック。こうした最中にデビューしたスマパンも、確かにビリーとイハのツインギターがベースではあるのだが、その世界観はプログレを思わせるようなドラマ性を含んでいて、スケール感に溢れている。今作は決定打となる曲こそないが、ライヴバンドとしての凄みを凝縮。ライヴは凄いがスタジオレコーディングのアルバムは今イチというバンドも少なくない中、デビュー作としては上々だ。ラストの『Daydream』は、ダーシーがリードヴォーカル。







Siamese Dream
Sales Date:1993.7. Produce:Butch Vig & Billy Corgan
 Amazon.co.jpで購入(日本盤)
Amazon.co.jpで購入−日本盤/US盤/UK盤
1. Cherub Rock 8. Geek U.S.A.
2. Quiet 9. Mayonaise
3. Today 10. Spaceboy
4. Hummer 11. Silverfuck
5. Rocket 12. Sweet Sweet
6. Disarm 13. Luna
7. Soma 14. Pissant

 プロデューサーのブッチ・ヴィグはニルヴァーナやソニック・ユースを手がけていたり、サブポップレーベルからシングルをリリースしたりしていることなどから、スマパンも決してグランジ~オルタナムーヴメントと無関係ではない。のだが、これが逆に初期のスマパンを轟音ギターバンドという評価に留まらせていたのではないだろうか。今作はライヴ感が更に重厚になり、そして『Today』(後にドラゴンアッシュがイントロを拝借し、著作権問題でもめる)や『Mayonaise』といった、重要曲も輩出。







Mellon Collie And The Infinite Sadness
Sales Date:1995.10. Produce:Flood、Alan Moulder、Billy Corgan
Amazon.co.jpで購入−日本盤/US盤/UK盤
Disc 1 1. Mellon Collie And The Infinite Sadness
 Amazon.co.jpで購入(日本盤) 2. Tonight, Tonight 9. Love
3. Jellybelly 10. Cupid De Locke
4. Zero 11. Galapogos
5. Here Is No Why 12. Muzzle
6. Bullet With Butterfly Wings 13. Porcelina Of The
Vast Oceans
7. To Forgive
8. An Ode To No One 14. Take Me Down
Disc 2 1. Where Boys Fear To Tread 8. Stumbleine
2. Bodies 9. XYU
3. Thirty-Three 10. We Only Come Out At Night
4. In the Arms Of Sleep 11. Beautiful
5. 1979 12. Lily (My One And Only)
6. Tales Of A Scorched Earth 13. By Starlight
7. Thru The Eyes Of Ruby 14. Farewell And Goodnight

 何かが吹っ切れたのかビリー・コーガンはスキンヘッドになり、そして2枚組全28曲というとてつもないヴォリュームの作品を作り上げた。「dawn to dusk」と題されたDisc 1は静かでドラマティックな曲が多く、「twilight to starlight」と題されているDisc 2は、一転してノイジーでヘヴィーな展開を見せる。ギターバンドの臨界点を追求するような壮絶さを放つ曲が際立つ一方、『Tonight, Tonight』『1979』というキャリアを代表する名曲も光る。バンド代表作であり、全米では900万のセールスを記録。このときの来日公演(96年2月)に行かなかったことを、今でも悔やんでいる。







Adore
Sales Date:1998.5. Produce:Billy Corgan、Brad Wood
Amazon.co.jpで購入
−日本
/US/UK
1. To Sheila 10. Tale Of Dusty And Pistol Pete
2. Perfect 11. Annie-Dog
 Amazon.co.jpで購入(日本盤)
3. Ava Adore 12. Shame
4. Daphne Descends 13. Behold! The Night Mare
5. Once Upon A Time 14. For Martha
6. Tear 15. Blank Page
7. Crestfallen 16. Once In A While
8. Appels + Oranjes 17. 17
9. Pug

 ジミー・チェンバレンが、ドラッグ中毒に陥ったために解雇。後任ドラマーも定着せず、止む無くドラムマシーンを使ってレコーディングされた今作は、大作だった前作の内容やそのツアーの反動もあってなのか、一聴すると暗くて重苦しい内容になっている。しかしこの重さの中に見え隠れする切なさや美しさこそが、ビリーが本当に表現したかったことではないだろうか。個人的には最も好きなスマパンの作品だが、本国アメリカではセールス的に苦戦。このことがビリーを悩ませ、ある決断へと向かわせることになる。







MACHINA/The Machines Of God
Sales Date:2000.2. Produce:Flood、Billy Corgan
Amazon.co.jpで購入
−日本盤
/UK盤
1. The Everlasting Gaze 9. The Imploding Voice
2. Rain Drops And
Sun Showers
10. Glass And
The Ghost Children
 Amazon.co.jpで購入(日本盤)
3. Stand Inside Your Love 11. Wound
4. I Of The Mourning 12. The Crying Tree Of Mercury
5. The Sacred And Profane 13. Speed Kills
6. Try, Try, Try 14. Age Of Innocence
7. Heavy Metal Machine 15. With Every Light
8. This Time 16. Blue Skies Bring Tears

 ノイジーなギター、スケール感、そして前作で開花した独特の美意識。こうした要素が全て集約された、キャリア集大成的な作品。ジミーもドラマーとして復帰し、スマパンさあこれからだと思ったのもつかのま、今度はレコーディング完了後にダーシーが脱退。更には、ビリーがバンド解散を表明するという衝撃が。ビリーによると解散ありきのアルバム制作だったとのことで、ラストツアーではホールのメリッサをベーシストに迎えて敢行。2000年7月の東京最終公演での、「バンドは終わるけど、みんなの心の中には永遠に生き続ける」というビリーのことばは、その場に居合わせた人の中で今も響き続けているに違いない。













Copyright©Flowers Of Romance, All Rights Reserved.