JSBX Discography Original Album

The Jon Spencer Blues Explosion
Sales Date:1992.4. Produce:
 Amazon.co.jpで購入(US盤)
Amazon.co.jpで購入−US盤
1. Write A Song 11. Eliza Jane
2. I. E. V. 12. History Of Sex
3. Exploder 13. Comeback
4. Rachel 14. Support-A-Man
5. Chicken Walk 15. Maynard Ave.
6. White Tail 16. Feeling Of Love
7. '78 Style 17. Vacuum Of Loneliness
8. Changed 18. Intro A
9. What To Do 19. Biological
10. Eye To Eye 20. Water Main

 ブルースを基盤にしたストレートなロックン・ロールが、マシンガン連射のように炸裂。このバンドの根底にある姿勢が、デビューから以降に至るまで一貫していて揺らいでいないことがわかる。しかし音は非常にスカスカで、軽くかつ稚拙に聴こえ、ベースレスであることが浮き彫りに。なおジョン個人としては、メンバー女装ジャケの『Crypt Style』(今作と曲がダブっている)の方を本来のファーストだと公言しているのだとか。







Extra Widths
Sales Date:1993.11. Produce:Jon Spencer
 Amazon.co.jpで購入(日本盤)
Amazon.co.jpで購入−日本盤/US盤/UK盤
1. Afro 8. Big Road
2. History Of Lies 9. Train #2
3. Back Slider 10. Inside The World Of
The Blues Explosion
4. Soul Letter
5. Soul Typecast 11. The World Of Sex
6. Pant Leg 12. Beat Of The Traps
7. Hey Mom 13. Memphis Soul Typecast

 ベースレスのトリオ編成による、ブルースとファンクとロックン・ロールの追求。オーソドックスなスタイルでありながら古さを感じさせないのは、ジョン・スペンサーの醒めた狂気と2人の力量がぶつかり合い、拮抗しているからなのだろう。『Beat Of The Traps』『Memphis Soul Typecast』は日本盤オンリー。本国より1年半遅れ、95年4月にリリースされた。







Orange
Sales Date:1994.10. Produce:Jim Waters、JSBX
 Amazon.co.jpで購入(日本盤)
Amazon.co.jpで購入−日本盤/US盤/UK盤
1. Bellbottoms 9. Dissect
2. Ditch 10. Blues X Man
3. Dang 11. Full Grown
4. Very Rare 12. Flavor
5. Sweat 13. Greyhound
6. Cowboy 14. Bellbottoms (Old Rascal Mix)
7. Orange 15. Flavor (Remix-Part 1 & 2)
8. Brenda

 JSBXの名を一躍有名にした充実の1枚で、ビート炸裂の冒頭『Bellbottoms』は代表曲のひとつとなった。個人的には『Dang』を始めテルミンを導入しているのが興味深い(シルバー地のジャケットに描かれているのもテルミン!)。前作にあったスカスカ感がなくなり、タイトな仕上がりになっている。本国より半年遅れての日本盤リリースとなったが、以降トイズ・ファクトリーは異常なまでに彼らをバックアップし、彼らもそれに応えて行くことになる。







Now I Got Worry
Sales Date:1996.10. Produce:Jim Waters、JSBX
 Amazon.co.jpで購入(日本盤)
Amazon.co.jpで購入−日本盤/US盤/UK盤
1. Skunk 10. Rocketship
2. Identity 11. Dynamite Lover
3. Wail 12. Hot Shot
4. Fuck Shit Up 13. Can't Stop
5. 2 Kindsa Love 14. Firefly Child
6. Love All of Me 15. Eyeballin'
7. Chicken Dog 16. B.L. Got Soul
8. Cool Vee 17. Get over Here
9. Get With It 18. Sticky

 冒頭の「Ahhhhhhh....」というジョンの絶叫がスピーカーから流れた途端、「やった!」と感じた人は少なくないはずだ。ライヴのグルーヴ感をアルバムに持ち込むことに成功し、ストレートでダイナミックなロックンロールでありながら、ヒップホップ的要素も導入。個人的には、前作以上に絶賛されるべき作品だと思っている。中盤の『Cool Vee』『Get With It』は日本オンリーのボーナストラック。







Controversial Negro (Live In Tuscon)
Sales Date:1997.12. Produce:
 Amazon.co.jpで購入(日本盤)
Amazon.co.jpで購入−日本盤
1. Get With It 11. Hot Shot
2. Cant Stop 12. Skunk
3. Son Of Sam 13. Vacuum Of Loneliness
4. Cool Vee 14. Sticky
5. Afro 15. Feeling Of Love
6. R L Got Soul 16. Down Low
7. Blues X Man 17. Dynamite Lover
8. Watermain 18. Flavor
9. Love All Of Me 19. Full Grown
10. Fuck Shit Up

 96年11月にアリゾナ州トゥーサンのホテルで行われたライヴ音源が、なんと日本限定盤として登場。ブックレットに掲載されているライヴパフォーマンスのモノクロ写真も見応えありだ(随所に書かれている日本語のフレーズはなんなんでしょ)。個人的には、ミディアムで落ち着いた『Cool Vee』からギアチェンジして、『Afro』の電撃のイントロへと引き継がれて行くところがたまらない。







Acme
Sales Date:1998.10. Produce:
 Amazon.co.jpで購入(日本盤)
Amazon.co.jpで購入−日本盤/US盤/UK盤
1. Calvin 9. Hell
2. Magical Colors 10. Blue Green Olga
3. Do You Wanna Get Heavy? 11. Give Me A Chance
4. High Gear 12. Desperate
5. Talk About The Blues 13. Torture
6. I Wanna Make It All Right 14. Attack
7. Lovin' Machine 15. Calvin (Full)
8. Bernie

 今でこそ「実験的な作品」と冷静に受け止めることもできるが、当時はかなり面食らった。サンプリングやミックスを多用し、スカスカしたゆったりめの曲が立ち並んだ。ではこのときのライヴはゆったりめだったのかといえば決してそんなことはなく、「ブルース・イズ・No.1!」「ロックン・ロール!」と絶叫し、それまでと変わらず、いやより一層ロックンロールしていたのだ。ライヴはともかく、少なくとも制作の過程では、バンドはかなり行き詰まっていた時期にあったのではないだろうか。







Plastic Fang
Sales Date:2002.3. Produce:Steve Jordan
 Amazon.co.jpで購入(日本盤)
Amazon.co.jpで購入−日本盤/US盤/UK盤
1. Sweet N Sour 8. Then Again I Will
2. She Said 9. Down In The Beast
3. Money Rock'N'Roll 10. Shakin' Rock'N'Roll Tonight
4. Ghetto Mom 11. The Midnight Creep
5. Alex 12. Like A Bat
6. Hold On 13. Killer Wolf
7. Over And Over 14. Mean Heart

 キャリア中最もストレートで、最もダイナミックなロックンロールが炸裂。前作が実験的だったために余計そう感じる。ライヴのグルーヴ感を持ち込めたという点においては『Now I Got Worry』をもしのぎ、個人的には今作こそが過去のどの作品よりも声高に絶賛されるべきだと思う。もともと地力があるんだから、ごちゃごちゃ悩んだり変に小細工などしたりせず、どっしり構えてガツーンとかましたったらいいやん。これは長年私がJSBXのアルバムに対して思い続けてきたことで、そうした意味で今作にはほとんど不満がない。日本盤と海外盤では、微妙に選曲や曲順が異なっている。







Damage
Sales Date:2004.9. Produce:Steve Jordan、Dan The Automator、DJ Shadow
 Amazon.co.jpで購入(日本盤)
Amazon.co.jpで購入−日本盤/US盤/UK盤
1. Damage 8. Rivals
2. Burn It Off 9. Help These Blues
3. Spoiled 10. Fed Up And Low Down
4. Crunchy 11. Rattling
5. Hot Gossip 12. Blowing My Mind
6. Mars, Arizona 13. Grinding
7. You Been My Baby 14. The Funky Gremlin

 前作のストレートさを継承しつつ、『Acme』のときのようにパートナーをそれぞれの曲毎に起用している。その『Acme』の制作は苦痛だったと後にジュダは明かしているが、CDエクストラ仕様で確認できるレコーデイング風景では、リラックスして臨めている様子。『Grinding』『The Funky Gremlin』は日本オンリーであり、また日本盤の初回分には、2004年7月に行われた日本公演の『Help These Blues』の音源が無料ダウンロードできるサービスがある。











Copyright©Flowers Of Romance, All Rights Reserved.