Garbage Discography Original Album
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Sales Date:1995.8. | 1. Supervixen | 7. Vow |
Produce:Garbage | 2. Queer | 8. Stupid Girl |
3. Only Happy When It Rains | 9. Dog New Tricks | |
4. As Heaven Is Wide | 10. My Lover's Box | |
5. Not My Idea | 11. Fix Me Now | |
6. A Stroke Of Luck | 12. Milk |
ニルヴァーナ『Nevermind』、ソニック・ユース『Dirty』、スマッシング・パンプキンズ『Siamese Dream』等、90年代オルタナ名盤アルバムのプロデュースを手がけたブッチ・ヴィグが自ら結成したバンドによるデビューアルバム。しかし全体としては、リズムのしっかりしたポップ・アルバムにすぎないといった感が強い。セカンドのような強烈なインパクトはまだここには感じられない。ブッチ・ヴィグのdsもまだ重厚さがない。シャーリー・マンソンのvoも、バックのサウンドに抗し切っておらず、歌っているというよりは歌わされているように感じる。 |
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Sales Date:1998.5. | 1. Temptation Waits | 7. Push It |
Produce:Garbage | 2. I Think I'm Paranoid | 8. The Trick Is To Keep Breathing |
3. When I Grow Up | 9. Dumb | |
4. Medication | 10. Sleep Together | |
5. Special | 11. Wicked Ways | |
6. Hammering In My Head | 12. You Look So Fine |
前作ではブッチ・ヴィグの1人舞台の感があったが、今作ではメンバーが対等に渡り合い、渡り合いつつもシャーリー・マンソンのハイパー化したvoがバンドを集約しているように思える。ブッチ・ヴィグの重厚なdsはもちろんサウンドの要。デジタルビートのキレの良さが一層増し、まるで別次元にまですっ飛んで行ってしまったようで、聴く者の脳天をバズーガ砲でブッ飛ばすような衝撃すらある恐るべき作品。しかも、もともとの良さであったポップ性は少しも失われてはいない。繰り返すがシャーリーのヴォーカリストとしての格段の成長が全編を突き抜ける。 |
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Sales Date:2001.9. | 1. Shut Your Mouth | 8. Breaking Up The Girl |
Produce:Garbage | 2. Androgyny | 9. Drive You Home |
3. Can't Cry These Tears | 10. Parade | |
4. Til The Day I Die | 11. Nobody Loves You | |
5. Cup Of Coffee | 12. Untouchable | |
6. Silence Is Golden | 13. So Like A Rose | |
7. Cherry Lips (Go Baby Go!) |
持ち味だった重厚さが影を潜め、かなりポップな出来に仕上がった。シャーリーの声だけでなく、サウンドでも優しい女性っぽさを前面に打ち出した曲が多く、グランジ~オルタナ系統のごつごつした音を期待するファンには敬遠されるかもしれない。しかしそれだけシャーリーのアーティストとしての成長がより一層目覚ましく、他のメンバーはそれを押さえつけることはせずに、活かす方向で制作を進めたのだろう。タイトルは「Beautiful」=「美」と「Garbage」=「ゴミ」とをつないでいるが、両者の融合というよりはむしろ「美」の方を強調しているように感じる。 |