The Corrs Discography Original Album
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Sales Date: 1995.12. | 1. Erin Shores (Traditional Intro) | 9. Toss The Feathers (Instrumental) |
Produce: David Foster | 2. Forgiven Not Forgotten | 10. Love To Love You |
3. Heaven Knows | 11. Secret Life | |
4. Along With The Girls (Instrumental) | 12. Carraroe Jig (Instrumental) | |
5. Someday | 13. Closer | |
6. Runaway | 14. Leave Me Alone | |
7. The Right Time | 15. Erin Shore (Instrumental) | |
8. The Minstrel Boy (Instrumental) |
映画『ザ・コミットメンツ』のオーディションに合格して出演したアイルランドの4兄姉妹。アンドレア以外は端役での出演だったものの、音楽監督を務めていたジョン・ヒューズが彼女らの才能を見抜き、後に自らマネージャーにおさまってバンドはメジャー契約。ヒットメーカー、デヴィッド・フォスターの全面バックアップを得てデビューを果たす。しかしフォスターは過剰に手を加えることなく、バンドが持つポテンシャルを充分に生かしている。全編ケルトミュージックがサウンドの軸となり、なんとインストナンバーが6曲を占める。要所に配置されたこのインストナンバーがヴォーカルナンバーを一層引き立たせ、アルバムを引き締めることに成功していると感じる。個人的には最も親しみやすいアルバムです。 |
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Sales Date:1998.5. | 1. Only When I Sleep | 10. Paddy Mccarthy |
Produce:Glen Ballard | 2. When He's Not Around | 11. Intimacy |
3. Dreams | 12. Queen Of Hollywood | |
4. What Can I Do | 13. No Good For Me | |
5. I Never Loved You Anyway | 14. Little Wing | |
6. So Young | 15. Remember | |
7. Don't Say You Love Me | 16. When I Know | |
8. Love Gives Love Takes | 17. Dreams (Tee's Radio Mix) | |
9. Hopelessly Addicted |
ケルトミュージックを基盤にしつつも、3姉妹による絶妙のハーモニーが前面に出始める。ロックバンドとしては変則的とも言えるメンバー構成や演奏楽器による特性が、いよいよ発揮されつつある。一聴してコアーズオリジナルに聞こえる『Little Wing』は、なんとジミ・ヘンドリックスのカバー。原曲が肉声のようなジミのギターが炸裂しているのに対し、こちらはしっとりとしたノスタルジックな仕上がりになっている。ライヴでもカバー曲を頻繁に披露する彼らだが、こうした柔軟な音楽性が以後の世界的ブレイクを既に予感させる。U2といいクランベリーズといいそしてこのコアーズといい、アイルランドのバンドは自身が持つ音楽性を軸にしたまま世界的に進出できる才能に長けているなあ、と思う。 |
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Sales Date:1999.11. | 1. Only When I Sleep | 9. No Frontiers |
Produce: | 2. What Can I Do | 10. Queen Of Hollywood |
3. Radio | 11. Old Town | |
4. Toss The Feathers | 12. Lough Erin Shore | |
5. Runaway | 13. So Young | |
6. Forgiven Not Forgotten | 14. Everybody Hurts | |
7. At Your Side | 15. Dreams (Bonus Track) | |
8. Little Wing |
今や一介の音楽番組の域を越えた影響力を持つMTVの同番組のために収録されたアンプラグドのライヴで、ある意味コアーズが持ち合わせている音楽的資質が最も発揮されたライヴと言えるかもしれない。特に長女シャロンのバイオリンが冴え渡り、演奏を引き締めている。『Radio』は当時未発表の新曲(本作リリースにリンクする形でシングルカット、後に『In Blue』に収録される)。『Everybody Hurts』はR.E.M.のカヴァー、そして『Old Town』はアイルランド出身アーティストとしては大先輩に当たるフィル・ライノットのカヴァーだ。ライヴ自体の出来の良さに満足したメンバーはアルバム化及びビデオ化に踏み切り、これがコアーズがスターダムにのし上がる足がかりとなる。 |
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Sales Date:2000.7/2000.11. | Produce:Robert John"Mutt"Lange,Mitchell Froom |
Disc 1 | 1. Breathless | 9. All In A Day |
2. Give Me A Reason | 10. At Your Side | |
3. Somebody For Someone | 11. No More Cry | |
4. Say | 12. Rain | |
5. All The Love In The World | 13. Give It All Up | |
6. Radio | 14. Hurt Before | |
7. Irresistible | 15. Rebel Heart | |
8. One Night | 16. Judy (Japan Only) |
Disc 2 | 1. Somebody For Someone (Acoustic) | 5. Love In The Milky Way |
2. No More Cry (Acoustic) | 6. Looking In The Eyes Of Love | |
3. Radio (Acoustic) | 7. Haste To The Wedding (Live) | |
4. At Your Side (Acoustic) | 8. So Young (Live) (Bonus) |
最新作にして、バンドがひとつの到達点に達したアルバムと言ってもいいだろう。ワールドワイドに展開していくための音作りはポップチューンとなって反映され、余計な理屈をこねるのが無意味に思えてくるくらい聴いていて気持ちがいい。冒頭の『Breathless』はシングルカットされて大ヒットを記録。TVのBGMにも頻繁に使用され、日本でも新たに多くのファンを作ることとなる(私もそのひとり)。この曲は本作の顔であり、同時にコアーズの代表作にまで上り詰めた感さえある。ジャケットに映るメンバーの表情にも自信と余裕が窺い知れる。ここに紹介しているのはアコースティックライヴを収録したボーナスディスク付のスペシャルエディションで、ジャケット写真も通常盤とは異なっている。 |