Bob Dylan's Discography 60's Album
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Sales Date:1962.3. | 1. You're No Good | 8. Gopel Plow |
Produce: John Hammond |
2. Talkin' New York | 9. Baby, Let Me Follow You Down |
3. In My Time Of Dyin' | 10. House Of The Risin' Sun | |
4. Man Of Constant Sorrow | 11. Freight Train Blues | |
5. Fixin' To Die | 12. Song To Woody | |
6. Pretty Peggy-O | 13. See That My Grave Is Kept Clean |
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7. Highway 51 |
ハーモニカとアコースティックギター弾き語りだけのシンプルなスタイル。ブルースやトラディショナルを歌い、自作の曲は2曲しかない。『In My Time Of Dyin'』は後年レッド・ツェッペリンが壮大なアレンジに仕上げてロックファンに強くイメージづけることになる。『House Of The Risin' Sun』は後にアニマルズが大ヒットさせ、この競作が縁で両者は心を通わせ合うことになる。そして自作の2曲はどちらも重要。『Talkin' New York』でのリズムは後の『Blonde On Blonde』にて結実。『Song To Woody』は"フォークの父"でありディランの人生観に大きく影響を及ぼしたウディ・ガズリーに捧げられている。ディランはウディに会うためにニューヨークに渡り、路上で弾き語りするなど地道な活動を続けながら、ついにシンガーとしてデビューを果たした。 |
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Sales Date:1963.5. | 1. Blowin' In The Wind | 8. Bob Dylan's Dream |
Produce:Tom Wilson | 2. Girl From The North Country | 9. Oxford Town |
3. Masters Of War | 10. Talking World War III Blues | |
4. Down The Highway | 11. Corrina, Corrina | |
5. Bob Dylan's Blues | 12. Honey, Just Allow Me One More Chance |
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6. A Hard Rain's A-Gonna Fall | ||
7. Don't Think Twice, It's All Right | 13. I Shall Be Free |
現在でもライヴで演奏される重要曲を多数収録する、初期ディランの代表作。『Blowin' In The Wind』は当時ピーター、ポール&マリーやスティーヴィー・ワンダーで大ヒットし、公民権運動のテーマ曲的存在に位置するが、それ以上に「how many~」と9回繰り返される人生訓めいた歌詞と、「友よ、その答えは風の中にある」というはぐらかした言い回しは、ディラン自身の生きざまを反映するテーマソングのような気がしてならない。『A Hard Rain's A-Gonna Fall』はブライアン・フェリーがゴージャスにカヴァー。ジャケットでディランと腕を組んでいるのは当時の恋人スージー・ロトロ。公民権運動の実情を伝えたり詩を詠むことを薦めたり、と、ディランが自分で曲を書く(書ける)ようになるために多大な影響を及ぼしたと思われる。 |
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Sales Date:1964.1. | 1. The Times They Are A-Changin' |
6. Only A Pawn In Their Game |
Produce: Tom Wilson |
7. Boots Of Spanish Leather | |
2. Ballad Of Hollis Brown | 8. When The Ship Comes In | |
3. With God On Our Side | 9. The Lonesome Death Of Hattie Carroll |
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4. One Too Many Mornings | ||
5. North Country Blues | 10. Restless Farewell |
フォークシンガーとしてのディランのポテンシャルが凝縮された、密度が濃く完成度が高いアルバム。今回も収録曲の多くがピーター、ポール&マリーによってカヴァーされヒットを記録する(ディランのマネージャー、アルバート・グロスマンはPP&Mもマネージメントしていて、彼の戦略だと言われている)。冒頭の『The Times They Are A-Changin'』はディランを代表する1曲であると同時に、象徴的なタイトルはケネディ大統領を始め多くのアメリカの政治家が好んで引用した。収録曲は10曲だが、裏ジャケには『11 Outlined Epitaphs/11のあらましな墓碑銘』というディランの詩が掲載されている(日本盤CDのライナーノーツに訳も掲載されているので是非ご一読を)。フォークの頂点に立ったディランは、このとき若干22歳。 |
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Sales Date:1964.8. | 1. All I Really Want To Do | 7. Motorpsycho Nitemare |
Produce:Tom Wilson | 2. Black Crow Blues | 8. My Back Pages |
3. Spanish Harlem Incident | 9. I Don't Believe You | |
4. Chimes Of Freedom | 10. Ballad In Plain D | |
5. I Shall Be Free No. 10 | 11. It Ain't Me Babe | |
6. To Ramona |
ストレートなアルバムタイトルは、時代の代弁者たるレッテルを植え付けられたことに対する反発だろう。そもそも前2枚のアルバムだって全曲がプロテストソングであったわけではないし。スージー・ロトロとの別離がきっかけになったのか、ここでのディランはラブソングを歌う。そしてアコースティックギターは早弾きになり、徐々にロック色が強くなっていることを示している。1964年はビートルズがアメリカ進出を果たした年。ビートルズやローリング・ストーンズなど、黒人ブルースを基盤にしながら独自のロックを産み出して行った英国の才能に刺激されるようにして、ディラン自身のアーティストとしてのあり方も変革を遂げて行く。 |
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Sales Date:1965.3. | 1. Subterranean Homesick Blues | 7. Bob Dylan's 115th Dream |
Produce:Tom Wilson | 2. She Belongs To Me | 8. Mr.Tambourine Man |
3. Maggie's Farm | 9. Gates Of Eden | |
4. Love Minus Zero / No Limit | 10. It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding) |
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5. Outlaw Blues | ||
6. On The Road Again | 11. It's All Over Now, Baby Blue |
アコースティックギターをエレキギターに持ち替えての第1作だが、アコースティックを完全に消したわけではなく、アルバムB面部分はその面影を残している。フォークロックは、このアルバムとロジャー・マッギン(当時はジム・マッギン)率いるザ・バーズのファーストアルバムの2枚によってその幕が切って落とされた。そのバーズのアルバムタイトルであり、カヴァーもされた『Mr.Tambourine Man』はこれまたディランの代表曲のひとつ。『Maggie's Farm』はつい最近レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンがカヴァー。今作発表の4ヶ月後、ディランはポール・バターフィールド・バンドを従えてニュー・ポート・フォーク・フェスティバルに出演。フォークソングを期待するオーディエンスをよそにエレキギターをかきならし、罵声を浴びることになる。 |