フレディ・マーキュリー追悼コンサート(Freddie Mercury Tribute Concert)
クイーンのフレディ・マーキュリーが1991年11月にエイズで亡くなった。残されたクイーンの3人は、フレディ追悼とエイズ撲滅のために翌1992年4月にトリビュートコンサートを開催。会場はロンドンのウエンブリースタジアムで、多くのゲストアーティストが集まった。
クイーンの3人プラスサポートがハウスバンドとなり、ゲストアーティストたちがクイーンの曲あるいは自らの曲を歌い、演奏に参加する。ジョー・エリオット(デフ・レパード)、ロジャー・ダルトリー(ザ・フー)、トニー・アイオミ(ブラック・サバス)、ジェイムズ・ヘットフィールド(メタリカ)、ロバート・プラント、エルトン・ジョンなど、超豪華だ。
この時期にこの映像を観ているのは、最近巷で話題の人が結構出ているからだ。1年前に亡くなり、現在展覧会が開催中のデヴィッド・ボウイ。昨年のクリスマスに亡くなった、ジョージ・マイケル。そして、来日公演中のガンズ・アンド・ローゼズだ。
ボウイはクイーンと共作した『Under Pressure』(アニー・レノックスがフレディの代役)からモット・ザ・フープルに提供した『All The Young Dudes』(イアン・ハンターやミック・ロンソンらが加わる)、そして自身の『Heroes』。エメラルドグリーンのジャケットを着こなし、メッセージも発し、と、個人的にはこのコンサートのハイライトだ。ボウイ自身、ティン・マシーンを終えてソロ活動に復帰し、プライベートではイマンと再婚する頃で、この人にとってターニングポイントの時期だったと思われる。ジョージ・マイケルは3曲、アクセル・ローズは2曲に参加している。
※ワタシが観たのはクイーンとゲストのジョイントパフォーマンス、ドキュメンタリーの2枚組だが、現在はゲストアーティストのパフォーマンスを収録した3枚組が流通している様子だ。
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