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ダ・ヴィンチ・コード(2006年)

ダ・ヴィンチ・コード(2006年)

ルーヴル美術館の館長が殺害され、その館長のダイイング・メッセージは、レオナルド・ダ・ヴィンチが残した暗号を指し示していた。館長に呼び出されていた大学教授ロバート・ラングドンと、館長の孫で暗号解読官のソフィーは、危険に身をさらされながら謎解きをしていき、隠された真実を解き明かしていく。

2時間半に渡る長編ではあったが、飽きることなく楽しむことができ、時間が経過するのもあっという間だった。ただ、1回観ただけではわからない部分も多く、レオナルド・ダ・ヴィンチやキリスト教の知識があれば、もっと楽しめると思う。ルーヴル美術館にはじまり、終盤はフランスを抜けてへ。ニュートンの墓があるというウエストミンスター寺院も、舞台になっていた。

この映画が公開時かなり話題になっていたが、それは劇中解き明かされていく「真実」が、キリスト教のタブーに切り込んでいるからだ。物語はあくまでフィクションではあるが、タブーの部分はあながち作り上げた話というわけでもなく、キリスト教の研究者たちによってある程度裏づけの取れているところもあり、それが作品にリアリティを持たせている。

ラングドンを、ソフィーをオドレイ・トトゥ、ラングドンを館長の殺害犯と決めつけて追い詰める刑事をジャン・レノ。ワタシは今まで、トム・ハンクスがあまり好きな俳優ではなかったのだが(役どころが正統派すぎていた)、今作では主人公でありながら一歩引いた役どころをこなし、また顔つきがジーン・ハックマンに似てきた印象を受けた。ラングドンの友人リーがかなり重要な役なのだが、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのガンダルフ役のだった。

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