スウェード(Suede)『Royal Albert Hall.24 March 2010』
2010年に再結成を果たしたスウェードの、再結成初ライヴを収録したライヴDVDを観た。
パッケージはCD2枚にDVD2枚という、結構なヴォリューム。CDはライヴをフル収録し、DVDではライヴだけでなくリハーサルシーンやインタビュー、楽屋でのメイクのシーンなども観ることができる。もちろんCDも嬉しいアイテムだが、以下はDVDについて書く。
再結成の場となったのは、ロンドンで毎年行われているTeenage Cancer Trustという小児ガンをサポートするイベントで、会場はロイヤル・アルバート・ホール。そもそも、再結成はこのとき一回限りだったのだそうだ。それがあまりの内容のよさに継続を求める声が多く、バンド側もそれを受けて続けている様子だ。
ライヴは、序盤こそブレット・アンダーソンの声が上ずっていて、ちょっとかたいかなと思ったが、ほどなくして持ち直すと、以降は上昇の一途をたどる。去年のサマソニもそうだったが、彼らはフィジカル派ではないもののライヴパフォーマーとしての腕は一級品だ。
『She』『Trash』『Filmstar』で勢いよく蹴散らしたかと思えば、『Pantmime House』『Killing Of A Flashboy』といった目立たない佳曲も織り込んでいて、再結成ライヴにありがちな全編ベストヒットとはしていない。当時一度限りと銘打ってはいたが、実はこのときからある程度継続してツアーする目論みでいたのでは、と思わせる。
ロイヤル・アルバート・ホールというと、個人的にはクリームの解散&再結成ライヴなどが思い浮かび、伝統と格式に沿い音楽をじっくりと楽しむ雰囲気というイメージがあった。ところが今回、なんとフロアに椅子はなく、オールスタンディングに。通常のライヴハウスと変わらない。そしてブレットは何度となくステージを降りては、フロア最前列に詰めているオーディエンスに触れ、もみくちゃにされる。日本人と思われる人も、数人確認できた。
後半は『New Generation』でギアが入り、『The Beautiful Ones』で本編終了。アンコールはまずブレットの弾き語りで『The Living Dead』を切々と歌い、他のメンバーも舞い戻ってフルセットに。オーラスはもちろん『Saturday Night』だった。
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