インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年)
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最終更新日:2021/02/19
ドラキュラ キルスティン・ダンスト, トム・クルーズ, ブラッド・ピット
現代のサンフランシスコ。ライターのインタビュー相手ルイは、自分をヴァンパイアだと言い、200年に渡る半生を語り始める。南北戦争の頃、妻子を亡くし絶望していたルイに興味を持ったヴァンパイアのレスタトは、ルイの首筋に噛みつく。
人間の良心が残るルイは、人間に噛みつき殺すことができない。あるとき両親を失い悲しむ少女クローディアに同情するも、渇きに耐えかねて噛みついてしまう。レスタトはこれに喜び、クローディアをヴァンパイアとして蘇生させる。
ガンズ・ン・ローゼズがカヴァーしたローリング・ストーンズ『Sympathy For The Devil』が主題歌だったこともあり、当時1度観ているはずだった。が、ほとんど覚えておらず(汗)、今回新鮮な気持ちで観た。舞台はサンフランシスコからニューオーリンズを経てパリにまで移るのだが、ルイやレスタトの衣装といい、雰囲気といい、アメリカというよりヨーロッパ的に思える。
とにかく、キャストが豪華すぎる。レスタトをトム・クルーズ、ルイをブラッド・ピット、インタビュアーの青年はクリスチャン・スレーター。パリに渡ってから知り合うヴァンパイアの総元締めは、アントニオ・ヴァンデラスだ。今なら、これだけの顔ぶれが揃うのは難しいだろう。
しかし、彼らを向こうに回して一歩もひけを取らない大器がいた。クローディアを演じたのは、キルスティン・ダンストだった。ワタシが彼女を知るのは2002年の『スパイダーマン』だが、それより8年前の今作では13歳くらいと思われ、それが、ルイを惑わせ、レスタトを死に追いやってしまうのだ。『タクシー・ドライバー』でのジョディ・フォスターを思わせる存在感だ。
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