怪奇恋愛作戦
ドラマは年に1本観るか観ないかというペースになって久しいが、1月からテレビ東京で金曜深夜に放送されている、『怪奇恋愛作戦』を毎週楽しく観ている。
婚期を逃したアラフォー女性3人(麻生久美子、坂井真紀、緒川たまき)が、怪奇現象に巻き込まれながら、刑事(仲村トオル)らと立ち向かっていくというコメディーだ。ストーリーは、2話1セット。あえて安っぽくしているメイクとかジオラマとか、くすくす笑える。ゲストもそこそこ豪華で、 成海璃子、萩原聖人、荻野目慶子などが登場する。
脚本監督はケラリーノ・サンドロヴィッチ。今や劇作家だが、個人的にはロックバンド有頂天のケラといった方が馴染みが深い。緒川たまきが夫人なのをはじめ、スタッフやキャストにはこの人の人脈を総動員しているものと思われる。
更に注目なのは、音楽まわりの布陣だ。ドラマ音楽は鈴木慶一(ムーンライダース)、オープニングテーマは女王蜂、エンディングテーマは電気グルーヴが、それぞれ担っている。鈴木慶一とケラリーノは去年ユニットを組んでいたし、お互い気心の知れた仲なのだろう。
それにしても、と思うのは、番組タイトルだ。「怪奇」「恋愛」「作戦」と、およそ結びつかなそうなワードの結合は、「頭脳警察」以来の、いい意味での違和感を生んでいると思う。
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