平井和正さん死去
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最終更新日:2021/02/13
書籍
SF作家の平井和正さんが17日に亡くなられた。76歳だった。
中学から高校の頃、平井さんの作品を浴びるように読んだ。『幻魔大戦』シリーズと『ウルフガイ』シリーズの2本柱をはじめ、『メガロポリスの虎』『アンドロイドお雪』などの短編も読んだ。ワタシが卒業した大学は平井さんや北方謙三がOBだったが、どの大学を受験するか選ぶとき、平井さんの存在も頭の片隅にあった。
角川版の『幻魔大戦』は、省略のないあまりにも細かすぎる描写の連続で、収集つかないありさまだった。アニメ映画も劇場まで観に行ったが、違和感はあまりなく、むしろうまくまとめたなあと思った。『ウルフガイ』は、少年期とアダルトを書き分けていて、ピュアな心を秘める少年が大人になるとこうなるのかと、思ったものだった(発表はアダルトの方が先だったようだ)。
平井さんの作品を読まなくなってかなり経ってしまったが、今後機会を見つけて読まなかった作品を探してみようかと思う。謹んで、ご冥福をお祈りいたします。
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