THE DIG Presents USロック 幻の名盤 featuring ニール・ヤング
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最終更新日:2021/02/13
Neil Young ニール・ヤング, ボブ・ディラン
USロック幻の名盤を扱ったムック本を読んだ。
名盤とされながらやっとCD化されたり、あるいは未だにされていなかったりという作品を取り上げ、ワタシからすればかなりマニアックに思える領域にまで踏み込んでいる。正直言って、ついて行けないところもある。
そんなワタシにとっても、有用なコンテンツは豊富だ。巻頭に配された、ニール・ヤングのアーカイヴボックス。ボブ・ディランのブートレッグシリーズから、『Another Side Of Self Portrait』。ジミヘン、マイクブルームフィールド、後期バーズ、デラックス/レガシーエディション特集などだ。
消費者の保存しやすさなどまるで無視したようなバカデカい箱としてリリースされた、ヤングのアーカイヴス。この編集スタッフの中になんと日本人がいて、その人のインタビューをとることに成功している。アーカイヴ第2集についてはもちろん、内輪の人として見るヤングの人となりなども語られていて、とても興味深い。
この本と、先に発売されている「CSN&Y」とは、ある部分で姉妹作のような関係にあると思う。CSN&Yの1974年ライヴについても、言及されているし。バーズ作品については、意図的なのか偶然なのか、両者をフォローすることにより作品の全貌が掴めるようになっている。
ワタシはバーズはファーストしか聴いていなかったし、バーズとはすなわちロジャー・マッギンそのものと思い込んでいた。がしかし、この2冊を読むことで、ひと通り聴いてみたくなった。
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