黒いオルフェ(1959)
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最終更新日:2015/10/31
Arcade Fire
ブラジル。ユーリディスは、従姉妹セラフィナを訪ねて田舎からリオに出てくる。バスの運転手オルフェは歌とギターの名手で、1度乗客として乗せたユーリディスと、隣に住むセラフィナを通じて再会。オルフェにはミラという婚約者がいたが、ふたりは恋に落ちる。
翌日がカーニバルで、ふたりはミラの目をかいくぐって一緒に踊るが、嫉妬に狂ったミラがユーリディスを追いかける。ミラから逃げるうち、以前から彼女を執拗に狙っていた謎の仮面の男(死神?)に追い詰められ、高圧線に手をかけてしまう。やってきたオルフェがスイッチを入れたために、ユーリディスは感電死してしまう。
ユーリディスの死を受け入れられないオルフェは、遺体を探してさまよい歩くうち祈祷所にたどり着く。そこで彼女の声を聞くが、振り返ったその瞬間、声は途絶えてしまった・・・。
ギリシャ神話オルフェウスとエウリュディケの悲劇を、舞台をブラジルのリオに置き換えた作品だ。今から55年も前の作品だが、古臭さは不思議と感じることはなく、むしろ新鮮だ。この年のカンヌではグランプリにあたるパルムドールを、アカデミー賞では外国語映画賞を、それぞれ受賞している。
キャストはまるで知らない人ばかり。だが、死神を演じたのはアデマール・ダ・シルバという人で、なんと、陸上三段跳びで2大会連続で金メダルをとっている人だった。
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