SHERLOCK(シャーロック)(2)
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最終更新日:2021/02/13
シャーロック・ホームズ シャーロック・ホームズ
ワタシは原作を読んでおらず、予備知識としてあるのは2010年に公開された映画『シャーロック・ホームズ』と、2012年に公開されたその続編『シャドウ・ゲーム』だ。
ホームズをロバート・ダウニー・jr.が、ワトソンをジュード・ロウが演じ、頭脳明晰なだけでなく腕力も強い武闘派という新しいホームズ像を打ち出すことに成功している。一作目ではホームズの元恋人として登場するアイリーン、『シャドウ・ゲーム』で宿敵として登場するモリアーティ、と、役どころを『SHERLOCK』と比較しながら観る楽しみもあった。
ホームズ作品の魅力は何か。見事な推理。冒険活劇のようなストーリー。それにプラスして、『SHERLOCK』には現代のロンドンが舞台というリアリティがある。個人的に昨年末にロンドンに旅行したこともあって、画面を見ながらすさまじいまでの臨場感を感じている。通称ブラックキャブと呼ばれるタクシーをホームズは多用し、疾走する街並みの風景は、まさにワタシも体感したからだ。
放送は1回90分で、全3回で1シーズンという構成になっている。現在シーズン3まで行っているが、各シーズンの最終話は、次のシーズンの序章へとつながる終わり方をしている。というわけで、今後も楽しめそうだ。
『SHERLOCK』も、そしてロバート・ダウニー・Jr.の劇場版も、コナン・ドイルの原作をベースにしている。設定は基本的に継承し、エピソードも随所に織り混ぜている。先に原作未読と書いたが、先日文庫版の原作全10巻を揃えた。原作を読むことで、またひとつ作品の世界観に近づけるはずだ。
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