マニック・ストリート・プリーチャーズ(Manic Street Preachers)@rockin’on sonic(ロキソニ)
公開日:
:
最終更新日:2025/01/06
rockin'on sonic スウェード, マニックス
観るのは、2023年のスウェードとの対バン来日以来。今月末に、新譜『Critical Thinking』のリリースを控えている。
『1985』をSEとして、メンバー登場。オープニングの『You Love Us』から、ジェームスは全開モードだ。迷彩服のショーンはヒゲをかなり伸ばしていて、まるで仙人のよう。ニッキーが着ているピンクのジャケットは、背中にハートのプリントがされていた。
セットリストは、新曲『Decline & Fall』以外はフェス仕様のベストヒットだ。ほとんどの場合、演奏前にジェームスが曲名を言ってから演奏に入っていた。『From Despair to Where』の前には、ニッキーがリッチー・エドワーズの名前を挙げていた。
ジェームスは、リードヴォーカルであるにもかかわらず頻繁にスタンドマイクの前を離れてギターを弾きながらステージ上を歩きまわった。歌のパートに間に合わず、サポートのギタリストのコーラスのみになってしまうことも。
がしかし、この日のジェームスは今まで以上に気持ちが入っていたように見えた。マニックスの単独公演はだいたいライヴハウスで、日本で2万人を前にパフォーマンスするのは結構久しぶりのことと思う。マニックスの名前は知っていて音楽に触れていない人にその素晴らしさを知らしめる、絶好のチャンスでもあるからだ。
意外な、しかし個人的には嬉しい『Yes』を経て、終盤は『A Design For Life』『Little Baby Nothing』『Your Love Alone Is Not Enough』と、怒涛の攻めに。ラストは、ここ10数年の定番になっている『If You Tolerate This Your Children Will Be Next』だ。
それにしても、マニックスが2番目のフェスとは、贅沢すぎる。
関連記事
-
セイント・ヴィンセント(St.Vincent)@rockin’on sonic(ロキソニ)
観るのは、2022年サマソニ以来。バンドは、ドラム、キーボード、ベース/キーボード、そしてギ
-
シガレッツ・アフター・セックス(Cigarettes After Sex)@rockin’on sonic(ロキソニ)
観るのは、2017年サマソニ深夜以来。ヴォーカルとギターのグレッグ、ベースのランド、ドラムの
-
ウィーザー(Weezer)@rockin’on sonic(ロキソニ)
観るのは、2023年フジロック3日目ホワイトステージのヘッドライナー以来だ。 場内が暗
-
デジタリズム(Digitalism)@rockin’on sonic(ロキソニ)
観るのは、2016年サマソニ以来。ステージには卓とスタンドマイクがあるだけの、シンプルな編成
-
ザ・レモン・ツイッグス(The Lemon Twigs)@rockin’on sonic(ロキソニ)
何度か来日しているが、なかなかタイミングが合わず、観るのは今回がはじめてだ。 フロント