パルプ(Pulp)@rockin’on sonic(ロキソニ)
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最終更新日:2025/01/06
rockin'on sonic
観るのは1998年9月のOn Air East公演以来で、実に26年4か月ぶりになる。
場内が暗転し、ステージ両サイドのスクリーンにアブストラクトな映像が流れる。やがて英語のメッセージと、上部に日本語訳が。
こんばんは
一生忘れられない夜にしよう
あなたが観るのはパルプの561回目のライヴです
(以下略)
そして、ジャーヴィス・コッカーはじめメンバーが登場。ジャーヴィスはバックドロップのオレンジの映像をバックにしてシルエット姿で歌う。やがて前方に繰り出し、日本語のカンペを見ながら次の曲へ。早くも、『Disco 2000』だ。
バンドは、向かって右から左へバイオリン、ベース、ドラム、パーカッション、キーボード男女、ギター。半分はサポートだろうか。バイオリンの女性やパーカッションの人は、曲によりギターを弾いた。キーボードの男性も、曲によりバイオリンを弾いていた。変幻自在だ。
ジャーヴィスはMCも多く、何度も日本語を使っていた。「ハロー」のうちわを見せてもいたが、さすがに日本人でもそれはわかる(笑)。クネクネした仕草は、映像で観たまんまだ。ヴォーカル一辺倒というわけでもなく、ギターを弾きながら歌う曲も結構あった。重いイントロの『This Is Hardcore』では、この人のヴォーカリストとしての力量を見た。98年の来日はこのアルバムでのツアーだったので、個人的には『Different Class』に並ぶ重要な作品だ。
そしてアンコールとなり、いよいよそのときが来た。ギターのリフの時点で、場内がそれまで以上に湧き上がった。ついに、『Common People』が放たれた。曲中何度もギアチェンジしてその都度アガっていく、かなり特殊な構成だが、だからこそ唯一無二のアンセムとして世界に届いているのだろう。1995年の曲だが、30年経っても古びることなく、時空を越えた曲として鳴っているのだ。
年始洋楽フェスのロキソニ、初日無事終了。
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