ヴァイオレット・エヴァーガーデン 特別編集版
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最終更新日:2024/10/30
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
終戦後、病室で目覚めたヴァイオレットは、退院後エヴァーガーデン家に身元を引き受けてもらい、上官ギルベルトの親友ホッジンズが社長を務める郵便社で働く。ギルベルトの状況を知りたがる一方、手紙の代筆業という職種があることを知り、自動手記人形育成学校に通う。
ヴァイオレットは、依頼主の心を読んで手紙を書くことがなかなかできなかったが、同級生ルクリアのサポートなどもあり、彼女の兄に宛てた手紙を代筆して、教師に修了を認められる。自動手記人形(ドール)として活動をする一方、ギルベルトが亡くなっていると知らされ、大きなショックを受ける。
小説を原作とするアニメ化で、本作はテレビシリーズ13話の編集版になる。戦時中からドールになる前のヴァイオレットは、少女っぽさが残る。親を知らない孤児で、軍に戦争の道具として使われ、常に上官の命令によってのみ動く習性が身についてしまっていた。
そんな彼女が、ホッジンズやほかのドールたち、そして依頼主たちとの触れ合いにより、少しずつ変わっていく。本作の中で描かれた依頼主は一部で、テレビシリーズのときはもっと多くの依頼を受け、手紙を書いていたはずだ。ドールになってからのヴァイオレットは、大人びて見える。
個人的にはテレビシリーズを未見なばかりか、『外伝』『劇場版』を先に観てから本作を観るという、変則的な状態だ(汗)。がしかし、この順番で観たがゆえに新鮮に感じられたこともある。ベネディクトは当初アバウトで必ずしも人あたりがよいとは言えなかったこと、ヴァイオレットは日傘を誰からもらったか、など。
そして極めつけは、クラーラからの依頼だ。病気に冒され余命わずかなクラーラは、まだ幼い娘アンのために、毎年彼女の誕生日に届くよう50通の手紙をヴァイオレットに代筆してもらう。アンに手紙が届き始めるところでエンドロールとなるが、これが『劇場版』のアバンに直結しているのだ。
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