東京事変、始動

先週末は横浜と大阪でロック・オデッセイが行われ、テレビや新聞などでもそれなりに取り上げられて話題になったのだが、大きな話題はもうひとつあった。東京事変が、24日には神戸のライヴハウスであるチキンジョージで、エレファントカシマシやJUDEと共に、25日には大阪のMEET THE BEAT 2004に、それぞれ出演を果たしたのだ。

ネットで知り得た限りでは、演奏された曲は7、8曲程度。序盤はソロでお馴染みの曲だったが、中盤以降は未発表曲や9月にリリースを予定している新曲が演奏されたそうだ。そして今週は、フジロック初日のホワイトステージに出演する。

もともと椎名林檎は、『勝訴ストリップ』までは虐待グリコーゲンというバンドと一緒にツアーやレコーディングをしていた。結婚したのもこのバンドのギタリスト弥吉淳二で（一子を設けるも後に離婚）、それが昨年は、東京事変という新バンドでのツアー。実はどちらのバンドも、腕利きのプロミュージシャンが集まって出来上がったもので、虐待グリコーゲンはあっけなく解体されたこともあり、東京事変がパーマネントなバンドとして活動するとは、ちょっと予想できなかった。

メンバーのひとりであるキーボードのヒイズミマサユ機は、もともとはPE'Zというインストバンドのメンバー。なのでこのバンドも椎名林檎が今後活動していくバンドの「ひとつ」なのではと予想している。例えば、浅井健一がシャーベッツ／AJICO／JUDE、と、そのときそのときでさまざまなバンドをやっているように。

とにかく、東京事変楽しみ。PE'Zも初日グリーンステージに出演するので、併せて楽しみだ。