ポール・マッカートニー写真展を観に行ってきた
ポール・マッカートニーの写真展が六本木ヒルズで開催されていて、観に行ってきた。
対象の時期は1963年年末から1964年2月で、まさにビートルズがアメリカで大ブレイクする時期を含んでいる。ブースは、大きくリバプール、ロンドン、パリ、ニューヨーク、ワシントンD.C.、マイアミといった具合に、ビートルズが訪れた地によって区切られていた。
ホテルの窓からや移動中のクルマの中からのショットは、当時のポールにまわりがどのように見えていたかが伺える。ニューヨークやマイアミの空港でビートルズを待つ群衆の多さには、驚かされる。エド・サリバン・ショーのリハーサルもあった。ファンが車道を走って追いかけてくるショットは、映画『ハード・デイズ・ナイト』の元ネタと思わされる。
メンバーや同行者の写真も多い。ジョン・レノン、リンゴ・スター、ジョージ・ハリスンはもとより、マネージャーのブライアン・エプスタイン、ジョンの当時の夫人シンシアのショットもかなり見受けられる。中には、「見知らぬ男」「見知らぬ女」というキャプションもある。
展示の中盤まではモノクロだが、マイアミではカラーが増える。プロデューサーのジョージ・マーティンのショットもあった。時期的にポールはリンダと出会う前だったこともあってか、当時のデート相手の女性も写っていた。
ポールと写真というのがまず結びつくイメージがなく、その意外性もあって結構楽しめた。展示物は、一部を除いて撮影可能だった。今から60年以上前の、多くが未発表で、プライベートも含むビートルズの記録を見ることができたのは、ありがたかった。
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