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ダイ・ハード3(1995年)

ダイ・ハード3

ニューヨークでビル爆破が起こり、サイモンと名乗る犯人が市警宛に電話で要求をしてくる。ジョン・マクレーン刑事を市内の指定した場所に走らせ、間に合わなかったり要求通りでなかったりすると爆弾を爆破させる、というテロ行為に出る。

マクレーンは、ハーレム地区で偶然知り合った家電修理工のゼウスと行動を共にするようになる。一方、市警はFBIと情報交換して、「サイモン」はかつてマクレーンがナカトミビルで倒したハンスの兄であり、テロリストであることをつきとめる。

今回がシリーズ3作目。1作目はロサンゼルスの日経企業のビル内、2作目はワシントンの空港が舞台だったが、本作は市街から地下トンネル、更には大型タンカーと、ニューヨークをフルに使っている。ビルや地下鉄の爆破シーンは迫力に溢れ、クルマで公園内の道なき道を突っ走るさまも痛快である。犯人が主義主張をかざしているようでいて、結局はただの悪い奴らというのは、前作までと同じだ。冷酷なテロリストのサイモンは、だった。

演じるゼウスの存在が、いいアクセントになっている。手先が器用なことでハリガネを使って手錠を外し、マクレーンが妻と不仲であることを笑い飛ばしつつ、電話をかけるよう促している。この人は90年代に入ってから徐々に頭角を現し始め、その後『スター・ウォーズ』のエピソード1から3までのメイス・ウィンドウ、MCUのニック・フューリーなど、存在感のある役者となる。

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