トゥームレイダー ファースト・ミッション(2018年)
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最終更新日:2024/07/20
トゥームレイダー
大企業クロフト社の経営者リチャード・クロフトには、冒険者としての顔もあった。リチャードは古代日本の女王卑弥呼の墓を探すため日本に向かうが、行方不明で死亡扱いになってしまう。娘のララは役員から遺品を受け取り、屋敷の地下室で墓の手がかりを確認。ララは、父が生きていると信じて香港に向かう。
ララは父が雇った船長の息子ルー・レンに接触し、ふたりで卑彌呼の墓がある島に向かうが、嵐の中で船から放り出されてしまう。ふたりは島に打ち上げられ、墓を発掘している組織トリニティに捕まってしまう。レンの協力で組織リーダーのヴォーゲルから逃れたララは、父と再会する。
ゲームを原作とし、アンジェリーナ・ジョリー主演で2度映画化もされている。今回はリブート作で、前2作とのつながりはない。設定も変更されていて、本作のララはトレジャーハンターではなく、ただ父リチャードに会いたいだけで行動している。卑彌呼の墓が今回の秘宝だが(作中に日本感は皆無)、前2作を知っていて観ると、スケールダウンの感は否めない。
キャストは、ララにアリシア・ヴィキャンデル。本作の見どころは、ほとんど彼女に集約されている。スタントとの併用があるとは思うが、自らの肉体を鍛え上げ、島の中での過酷な環境をくぐり抜け、クライマックスでヴォーゲルと対峙。アクションをこなせることを証明している。
リチャードはドミニク・ウェストという人、ヴォーゲルはウォルトン・ゴギンズという人。ルート・レンはダニエル・ウーで、『レミニセンス』でマフィアのボス役だった人だ。ララが序盤とラストに訪れる質屋の店主が、なにげにニック・フロストだった。
クロフト社役員の女性がトリニティと関係していることを匂わせる描写があり、続編が作られる可能性を残している。
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