フジロック’24、初日ヘッドライナーはザ・キラーズ（The Killers）！

SZAのキャンセルで空席となった初日グリーンステージのヘッドライナーは、いったい誰になるのか。海外アーティストでは、ビザ発給までの期間がギリギリ。国内アーティストか、もしくは既にエントリーされている誰かが2回務めるのが、現実的ではないかと思っていた。

昨日のお昼過ぎ、なんとキラーズの出演が発表され、一部ネット界は騒然とした。もちろん、ワタシも驚いた。

公式サイトのリード文にもあるが、キラーズのフジロック出演は2004年レッドマーキー以来実に20年ぶりになる。このときはワタシもその場にいて、当時若手の一角だった彼らのパフォーマンスを目の当たりにしていた。

2009年には初日グリーンステージのトリ前にエントリーされていたが、ドタキャンしていた。このときは、4月に単独来日しビザの有効期間が残っていたポール・ウェラーが代役を務めた（コレはコレで、素晴らしいステージだった）。ヘッドライナーのオアシスはこのときが日本でのラストライヴで、約1ヶ月後に解散した。

キラーズは単独来日も何度かキャンセルになったり、当日になって会場変更があったりと、日本との相性がよくない時期が続いていた。2018年に彼らが武道館のステージに立ったことで、海外との格差が少しだけ縮められたのではと思った。しかし、まだまだ不十分だ。

今回のエントリーは、SZA目当てでチケットを入手した人にとっては複雑かもしれないが、少なくともフジロックにとっては大歓迎になると思う。そして、もしも彼らが日本を大切に思ってくれているのならば、願ってもない舞台になるはずだ。