BS熱中夜話「ロック黄金期」（2）－スーパー・ギタリスト・ナイト－

昨夜は、「BS熱中夜話」でギタリスト特集だった。ギタリストといってもたっくさんいるが、番組ではヤードバーズに在籍した、いわゆる「3大ギタリスト」に絞っていた。ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、エリック・クラプトンである。

この3人には、ワタシもかなりの思い入れがある。ではあるが、その一方でギターを弾いたことのないワタシにとっては、技術面での3人の凄さというのが今ひとつわからないでいた。番組では、技術面の細かいところをフォロー。ジミー・ペイジは変則的なチューニングをし、ジェフ・ベックはピックを使わず指で弾き、クラプトンは60年代当時ジャズギターとして認識されていたレス・ポールをブルースブレイカーズ在籍時代に使い、以降レス・ポールがロックギターの定番となった。などなど、興味深いエピソードがいろいろ聞けた。

ジミー・ペイジのところで、Rollyがハーディ・ガーディを出してきて演奏したのも面白かった。映画『The Song Remains The Same／狂熱のライヴ』でペイジが湖畔でこの楽器を弾く場面があり、それを観てRollyは入手したそうだ。96年にペイジ・プラントで来日したときも、バンドメンバーにハーディ・ガーディ奏者がいて、その人だけのソロもあったことを思い出した。

来週は、いよいよ3週連続の最終回で、「ロック・イズ・マイ・ライフ」と題されている。予告映像をちらっとだけ観ることができたが、後楽園球場でのライヴや箱根アフロディーテの看板などがランダムに流れていて、この回こそがワタシにとって最も貴重な映像になりうる予感がある。