新・猿の惑星(1971年)
前作『続・猿の惑星』のラスト、テイラーがコバルト爆弾のスイッチを押したことで、地球は爆発。がしかし、その直前にコーネリアスとジーラ、そして2人の友人である科学者のマイロは、テイラーたちが乗ってきた宇宙船に乗っていて、それがなんと、時空を超えてテイラーたちが飛び立った1970年代の地球に。
マイロがゴリラにあっけなく絞め殺されるというチョンボはあったが、残る2人(2匹)はことばを話す猿としてメディアに取り上げられ、一時は人気者に。しかし、2000年後には猿が人間を奴隷化するという事実を聞き、アメリカ政府はコーネリアスとジーラを捕獲し監視下に置こうとする。そして、コーネリアスの子を宿していたジーラは、やがて赤ちゃんを出産。マイロと名付けられる。
前2作では、どちらかというとアクティブだったのはジーラの方だったが、本作では彼女が身篭っていたこともあってか、コーネリアスの方が積極的に動き、決断している。ラストはまたもや悲しい結末だが、ある意味なるべくしてなった気もする。しかしこの作品は、前2作と違い明らかに次作があることを匂わせている。
小山田圭吾は『猿の惑星』シリーズの世界観をいたく気に入っているらしく、自らのユニットをコーネリアスと名乗り、息子にはマイロと名付けている。
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