「日本のロボット群像 GIANT ROBOT」を観に行ってきた
日本のアニメにおいて数多く制作されてきた、巨大ロボット。その展示を観るべく、横須賀美術館まで観に行ってきた。
最初のブースは、『鉄人28号』一色。『鉄腕アトム』に次ぐ国産アニメと認識してはいたが、アニメに先駆けた実写版があったり、リブート版が豊富だったことに驚かされた。ワタシが観たことがあるのは、1980年版と、2007年に劇場公開された『白昼の残月』の2本だ。
次のブースは、70年代のロボットアニメ黄金期。『マジンガーZ』『ゲッターロボ』『勇者ライディーン』『鋼鉄ジーグ』『コンバトラーV』と、リアルタイムで観ていた当時が懐かしくなってきた。『マジンガーZ』は現在MXTVで毎週放送されていて、現在楽しみのひとつになっている。
そして、リアルロボットものだ。『機動戦士ガンダム』のガンダムを等身大に引き伸ばした床面、テレビ版序盤のサイド7の攻防を複数のセル画と背景画を重ねて再現、『ルパン三世』第2シリーズ最終回に登場したラムダ(『天空の城ラピュタ』のロボット兵の元ネタ)、など。レアなところでは、『メガゾーン23』のバイクが変形するロボットもピックアップしていた。
架空の世界にもかかわらず、設定は細部にまでこだわっているのが、ロボットアニメの素晴らしいところだ。内部構造にスポットを当てたブースでは、『装甲騎兵ボトムズ』のアーマード・トルーパーや、マジンガーZとライディーンと『超時空要塞マクロス』のヴァルキリーの内部構造を横並びにしたショットがあり、壮観だった。
90年代ロボットアニメのブースは、正直言って馴染みがなかった。『新世紀エヴァンゲリオン』のエヴァがないのは、不思議だった。最後のブースが、制作者側のコメント。押井守や日立製作所の技術者などが、巨大ロボットに対するクエスチョンに答えるスタイルだった。
この展示は、4月7日まで開催中。展示物は、一部を除き撮影OKだ。横須賀美術館は、行くまでは結構手間がかかるが、海に近く、晴れると気持ちがいい。ワタシは開館時間ちょうどくらいに到着し、20分ほど並んでからチケットを購入できた(事前販売はなかったが、招待券っぽいものでサクっと入場している人もいた)。
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