札幌市民会館最後の日
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忌野清志郎
かなり前だが、BSで「札幌市民会館 最後の日」という番組が放送されたのを観た。老朽化や耐震強度不足などを理由に、2007年3月末を以って閉館し、取り壊すことが決まった札幌市民会館。その最後を飾るべく、これまでツアーでそのステージに立ってきたアーティストたちが多数集まり、2007年の1月31日にライヴが行われたのだ。
まずはイベンターの人から挨拶があり、そしてこの日のためだけに編成された「Hall Aid Band」による演奏がスタート。ワタシが観てわかったのはギターの佐橋佳幸だけだが、他の方々も名うてのミュージシャンと思われる。
この後Leyona、Chara、土屋公平、仲井戸麗市、山崎まさよしなどが次々に登場し、歌い演奏した。Leyonaは自分の持ち分が終わるとコーラスとしてバンドに加わり、サポートし続けた。Charaは正直声がかすれていて、観ていてかなり厳しいものがあった。土屋と仲井戸は、麗蘭としてもステージに立った。
佐野元春は緩いアレンジの『約束の橋』を歌い、奥田民生は井上陽水の『最後のニュース』を披露。この後仲井戸と共演を果たし、奥田がステージの袖へ。すると、JB風にマントをまとった忌野清志郎が登場!仲井戸と共に『トランジスタ・ラジオ』『雨上がりの夜空に』を披露し、場内の熱狂もここに来て最高潮に達した。
ラストは出演者全員が登場し、『I Shall Be Released』を合唱。清志郎は、タダでさえ細身の体なのに、一層線が細くなったように見えた。髪も短く、如何にも病み上がりといった風貌だったのだが、その声質やアクションは健在だった。
ワタシは大通り公園に行ったりテレビ塔にのぼったりしたことはあるが、その近くにあったという札幌市民会館に行ったことはない。がしかし、札幌出身のヨメさんは何度も行ったことがある会場だそうだ。取り壊された跡地には札幌市民ホールが建設され、「カナモトホール」の愛称がつけられているそうだ。
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