思い出のマーニー(2014年)
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最終更新日:2024/03/19
ジブリ
札幌に住む少女杏奈は、内気な性格で養母の頼子との間にもある理由から壁を作っている。あるとき学校で持病の喘息から発作を起こしてしまい、主治医の勧めもあって、夏休みの間田舎の頼子の親戚宅で過ごすことになる。
田舎に着いた杏奈は、入り江の奥にある古い屋敷を見つける。なぜかその屋敷を以前から知っている気がする杏奈は、実際に行ってみる。そして、空き家のはずの屋敷で金髪の少女に出会う。彼女は何度も杏奈の夢に出てきている、マーニーだった。
ジブリ作品だが、宮崎駿も宮崎吾朗もノータッチのようだ。原作はイギリスの作家による児童文学とのことで、舞台を北海道に置き換えつつ、屋敷に住んでいたマーニーと彼女の家族の設定は活かしているようだ。
なぜ、空き家のはずの屋敷にマーニーがいるのか。杏奈とは、過去に何がしかのつながりはあったのか。そうした謎は、終盤に明らかになっていく。自分(の性格が)嫌いと言っていた杏奈が、マーニーと触れ合うことで少しずつ自分を開放していくのがわかるが、ふたりの時間は長くは続かない。
個人的には、風間杜夫や片岡鶴太郎、秋吉久美子が出演していた『異人たちとの夏』を思い出した。
キャストは、杏奈に高月彩良という人で、本業は女優や歌の人。マーニーは有村架純だが、全く彼女だとわからなかった。ジブリ作品は声優が本業ではない俳優や芸能人を多数起用するが、彼女はワタシが今まで観てきたジブリ作品の中では最も役に溶け込んでいたと思う。
頼子は松嶋菜々子、親戚夫婦は寺島進と根岸季衣、東京から引っ越してきて屋敷に住むことになった彩香は杉咲花、マーニーのことを杏奈に話す老婦人は黒木瞳。あと、北海道が舞台ということもあってか、大泉洋をはじめTEAM NACKSの面々も出演している。
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