Blackberry Key2
3台目のBlackberryとなるKey2は、ワタシにとって最高のスマートフォンになった。
Classicから機種変したが、サイズが縦長になったことに違和感を持ったのは最初だけだった。ClassicのときにはドコモSIMカードを認識しない事象がたびたび発生したが、全く同じSIMカードを使っていてその事象はなくなった。
9900とClassicは、Blackberry OSだった。このため対応アプリが少なく、特に日本企業が提供するアプリはほとんど使えなかった。Key2はOSがAndroidで、ほかのスマートフォンとほとんど同じだけのアプリをインストールし、使用できるようになった。
依然としておサイフケータイ非対応だったものの、世の中にはQRコード決済が浸透しはじめていた。こちらは、Felica機能がないKey2でも使用可能だったので、キャッシュレス決済では活用させてもらい、カード型Suicaを出す手間もなくなった。
Blackberryは物理キーボードにアプリやショートカットを割り当てることができるが、Key2からは割り当てられる数が倍になった。キー短押しに加え、長押しにも対応できるようになったからだ。
Blackberryは、もともとカナダのResearch In Motion(RIM)社が開発していて、後に社名をBlackberry社に変更。しかし、残念ながらシェアは減少する一方で、2016年には中国のTCL社とライセンス契約を締結。モバイル事業は実質的にTCL社に移譲されたが、その後新たな機種の開発はないことが発表された。つまり、Key2が最後のBlackBerryになる。
Key2を少しでも長く使い続けたいと思い、2021年3月に1台買い足した。新しい方をメインで使い、前の方はWiFi接続で自宅用に使うことにした。約半年後、前のKey2は電源が入らなくなってしまった。
Key2をいつまでも使い続けられないと思うようになったのは、去年からだ。フジロックの公式アプリをはじめ、インストールやアップデートができなくなるアプリが出てきたからだ。原因は、Key2のOSバージョンがAndroid8.1から上がらないことで、最近は9.0以上のみ対応のアプリがちらほらしてきた。当然の流れだが、このためBlackberryと決別する日が遠くないと考えるようになった。
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