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デヴィッド・シルヴィアン(David Sylvian)、3年半ぶりの来日

David Sylvian『Everything & Nothing』

明日から、の約3年半ぶりとなる来日公演が始まる。大阪と東京で各1回ずつ行われ、ワタシは東京の方に行く予定である。

ジャパン時代は本国イギリスではレーベル契約すら叶わず、ドイツのレーベルからデビュー。バンド名をジャパンとしたのは、別に日本を意識したからではないとのことだが、日本人が親近感を持たないはずはなく、またメンバーのルックスがよかったものだから、日本での人気が世界に先駆ける形になった。その後音楽的にも成長を遂げ、それがピークに達したところで解散した。

シルヴィアンのソロ活動はジャパンの延長から徐々にアンビエント志向を強めるようになり、また一時はにも誘われるも結局断り、シルヴィアン&フリップ名義で活動。その後は再びソロに立ち戻り、近年は実弟でジャパン時代にもドラマーを務めていたスティーヴ・ジャンセンと共に自主レーベルを立ち上げて活動している。

日本との縁が何かと深いのも、この人の特徴のひとつである。といった人脈との絆は強く、幸宏は3年半前の来日のときに会場で見かけたし、坂本は何度となくこの人の作品に参加している。『戦場のメリークリスマス』にシルヴィアンがヴォーカルを入れた『禁じられた色彩』は、この人のキャリアを代表する曲のひとつだ。ジャパンの世界ツア-には、土屋昌巳もギタリストとして帯同している。

今回のツアーの内容については、実は情報をほとんど仕入れていない。ので、どんな構成になっていてどんな曲を演奏するのか、というのをワタシは知らない。しかしそれだけに、楽しみもいろいろ膨らんでいる。

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