『北斗の拳40周年大原画展』に行ってきた
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最終更新日:2023/11/02
少年ジャンプ
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されている、マンガ『北斗の拳』の連載開始40周年を記念した原画展を観に行ってきた。
QRコードを読み込んで専用サイトにアクセスすると、音声ガイドが利用できる。ナビゲーターは、アニメ版でナレーションと数多くのザコキャラを担当した千葉繁。千葉は、アニメと変わらぬテンションの高さで熱弁。そして、パートによっては原作の武論尊、作画の原哲夫の肉声も入っていた。
冒頭が数分の映像で、続いて各原画となる。第1話から始まり、種もみのおじいさんの話や単発の敵との戦いの話を経て、北斗神拳の兄弟たちや、南斗六聖、南斗五車星のブースと続く。ジャギやアミバのようなクズキャラにも、それなりのスペースが設けられていた。ケンシロウとラオウの最終決戦は、モーションコミック(マンガに動きや音声を加えた動画)として流されていた。
個人的には、シュウが好きなキャラだった。少年期のケンシロウを守るために自ら封じた目が、死の間際になって視力がよみがえる奇跡が起こる。成長したケンシロウを見た直後、背負っていた聖碑の下敷きになって絶命する場面には、当時でも今でもグッとくる。また、山のフドウが『男組』の大田原源蔵をモデルにしていたと知り、嬉しくなった。
展示物は、連載前の読み切り版の原画もあった。原画だけでなく単行本、少年ジャンプの表紙、カラー見開きなどもあって、リアルタイムで読み続けた身としては、そのときの自分に引き戻された気持ちになった。この展示のために原哲夫が新たに書き下ろした油絵もあって、気合いの入りようも感じられた。漫画家からの色紙が並んだお祝いギャラリーも、超豪華だ。
気合いといえば、展示物のほとんどが撮影OKだった。海外の展示では撮影できるのは当たり前だが、日本国内の展示は一部に制限されていることがほとんどだ。おふたりのご意向に感謝したい。そして、来年には新たに制作されたアニメが放送されるそうだ。
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