マニック・ストリート・プリーチャーズ(Manic Street Preachers)@Nano-Mugen Fes.2011
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最終更新日:2023/10/20
Nano-Mugen Fes.2011 Day2 マニックス
必ずしも万全、盤石だったわけではない。ジェームスは序盤声が出ていなかったし、フロアはほぼ満員とはいえ鯵缶待ちの客が多かったと思われ、ノリは中途半端だった。ジェームスが何度か客に歌わせようとしたが、機能しなかった。ニッキーのスカートもなかった。
がしかし、それでも思う。マニックスを呼んだこと、横浜アリーナのステージに立たせたことは、ナノムゲンフェス最大の功績だと。
セットリストは去年11月来日時とほぼ同じだったが、『Slash'n'Burn』は久々に聴いた。サポートはキーボードとギターの2人がいたが、ジェームスはやはりほとんどのリフを自分で弾いた。大柄なニッキーのアクションもいつも通りだった。そして、いつも通りではないと感じたことがあった。
マニックスの曲、マニックスのパフォーマンスは、大会場でこそ映えるということを、思い出したのだ。
ここ数年のマニックスの来日公演は、ライヴハウスクラスで行われていた。ワタシも、去年の横浜公演はベイホールの最前列かぶりつきで観た。だけど、マニックスはアリーナクラスのバンドなのだ。力量としては、とうの昔にそのレベルに達しているのだ。だから、2001年のフジロックではトリのオアシスを食っていたし、2003年のベイNKホール公演は、緊張感に満ち密度の濃いものだったのだ。その2公演のことが、自分の脳裏によみがえってきた。
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ドラム&ヴォーカル、ベース、キーボード&ヴォーカル女性の変則スリーピース。変則なのは編成だけ