モリッシー(Morrissey)、10年ぶりに来日
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最終更新日:2023/10/18
The Smiths/Morrissey/Johnny Marr サマソニ, フジロック, モリッシー
モリッシーの来日公演が、昨日の仙台から始まっている。ワタシは、明日の川崎公演に行く予定だ。
モリッシーの来日は、2002年サマーソニック以来実に10年ぶりだ。単独公演となると、なんと95年にまでさかのぼらなくてはならない。実は、この間に2度来日がキャンセルされている。2000年と2004年のフジロックで、特に2004年は3日目グリーンステージのヘッドライナーだった。約二週間前のドタキャンだったとはいえ、代替はスミスのコピーバンドという、お粗末なありさまになっていた。
モリッシー自身の活動も、2000年代前半は決して順調とはいえず、サマソニ来日時も特にアルバムはリリースしていなかった。息を吹き替えしたのは、2000年代半ばくらいからだろうか。その後リリースされるどのアルバムにも、キラーチューンになりうるポップなナンバーがあり、トータルではキャリアを重ねた円熟の味がにじみ出るようになっていた。海外ではフェスのヘッドライナーを務めたり、フェスのキュレーターを務めたりと、活動は活発化していたが、日本はその熱から取り残されていた。
今回のツアーは、約2週間にも渡る。来日アーティストとしては長めの滞在で、その分公演回数も多い。だったらもっと早く来てくれればいいのにとも思うが、まあ許す(笑)。期待は膨らむが、一方で少し不安もある。95年のときは、あのお約束の客がステージに上がりモリッシーに抱きつく光景があったが、サマソニのときはそれがなく、というか、インドアステージのヘッドライナーだったが場内はガラガラだったのだ。幸いというか、ネットした限りでは昨夜の仙台は結構イイ感じだった様子。明日の川崎は早々に完売しているので、熱いファンが多数集結すると思われる。
そういえば、サマソニでは、出演もしていたノー・ダウトのグウェン・ステファニーもセキュリティーに囲まれながらフロアで踊ってたっけ。
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