再結成フェイセズ、フジロック’11に出演
フジロック'11の2日目グリーンステージのトリにエントリーされている、再結成フェイセズ。ロッド・スチュワートの参加はなく、ヴォーカルには元シンプリー・レッドのミック・ハックネル、ベースには元セックス・ピストルズのグレン・マトロックが入っている。
ワタシは、スモール・フェイセスは一通り聴いているが、フェイセズは未聴だった。フロントマンがスティーヴ・マリオットとロッド・スチュワートでは、まるでカラーの異なるバンドだろうと思い、また、ロッドには興味がなかったからだ。
というわけで、フェイセズが残した4枚のオリジナルと、ベスト盤を聴いた。確かにスモール・フェイセズとは違うが、アメリカ受けしそうな骨太サウンドだった。ストーンズやザ・バンドに近い感触もあり、期待以上の出来である。バンドというより、ロッドのワンマンなのではという予想は、いい意味で裏切られた。
後期は、ロッドが前面に出て牽引している印象はある。しかし初期は、ロニー・レインがヴォーカルをとっていたり、イアン・マクレガンのキーボードが冴え渡っている曲があったりして、結構ツボだ。上記のように、一部メンバーの異なる今回の再結成フェイセズが、どこまで元々のフェイセズを再現できるか(するか)はわからないが、楽しみになってきた。
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