Jマスキス+ザ・フォグのライヴにソニック・ユースのサーストン・ムーアが飛び入り
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最終更新日:2023/10/12
Dinosaur Jr. Jマスキス, エリック・クラプトン, サーストン・ムーア, ソニック・ユース
赤坂Blitzでのjマスキス+ザ・フォグのライヴはほんとうに素晴らしかった。そして、なんと、アンコールでソニック・ユースのサーストン・ムーアが飛び入りしたのだ!
欧米のライヴではオープニングアクトがあるのは最早当たり前の様子で、それどころかヘッドライナークラスのアーティストが共にツアーをすることも珍しくない。去年だとレッチリとフー・ファイターズがダブルヘッドライナーとして全米ツアーをしたし、その前にはマリリン・マンソンとホールも同様のツアーを行っている(こちらは途中で仲違いしたようですが)。
ところが、欧米ではこうしたジョイントが実現することはあっても、これが日本公演になると単独になってしまったり、そもそも来日自体が実現しないことが多い。要はおカネなんだろうなあ。それぞれ単独で公演をした方がカネになるだろうし、大物をダブルで招聘するとなるとそれ相当のカネがかかる。日本の洋楽市場などたかが知れてるし、というところなのだろうか。
なので、去年4月のサンタナ最終公演にエリック・クラプトンが飛び入りしたと聞いたときは悔しくてしようがなかった。ワタシは初日の公演を観に行っていて、なんでこの時に飛び入りしてくんなかったんだよう、とブチブチ(苦笑)。このときクラプトンは自身のミュージシャンとしての活動のための来日ではなく、格闘技イベントPRIDE GPを観戦するために来日していた。日程の関係上公演最終日前後に来日したと思われ、サンタナとは知らぬ仲でもないのでおじゃましたというところなのだろう。
それがこの夜。Jのライヴのアンコールで、誰だかわからないが長身のギタリストがひとりステージにいる。金髪で、終始うつむき加減にギターを弾く。ワタシの隣で観ていた嫁の方が早く気づき、彼女に突っ突かれてサーストン・ムーアなのだと分かった。ソニック・ユースは19日から来日公演を始めることになっていて、少し早めに来日していたのだろう。
Jマスキスの呼び屋はH.I.P.、ソニック・ユースはsmash。呼び屋が違ってもアーティスト同士の交流があるなんて、日本も捨てたもんじゃないな、と少しだけ嬉しくなった。
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