マニック・ストリート・プリーチャーズ(Manic Street Preachers)、サマソニ出演
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最終更新日:2023/10/15
Manic Street Preachers サマソニ, マニックス
去年、ジェームズとニッキーがそれぞれソロアルバムをリリースし、この2人がセットで来日して公演を行うという話があった。結局チケット発売後に来日は中止になってしまったのだが、今年になりマニックスとして新譜をリリース。そして現在の彼らを拝めるチャンスは、思ったよりも早いサマソニという舞台でやってきた。
マニックスは、東京では2日目のマリンステージでトリ前の前にエントリーされている。インドアならば当然トリを務めていいバンドだが、アウトドアではこのポジション。しかもこの日のマリンステージはUK勢を揃え、そして若いバンドが多い。マニックスの次はカサビアン、そしてトリはアークティック・モンキーズである。
個人的には、この位置は結構妥当だと考えている。まず、マリンステージは最も大きなステージであり、そのトリともなれば、フェスを代表する顔と言っていい。マニックスやカサビアンをトリに据えるよりは、アークティックを据えた方が話題性があり、インパクトがあると思う。
次に、ワタシはマニックスもカサビアンもアークティックもライヴを観たことがあるのだが、ライヴパフォーマーとしてのスキルが最も高いのはダントツでマニックスである。バンドとしての活動は必ずしも順調ではなかったが、ことライヴの場においてはそうした危うさというのはなく、力強く圧倒的なライヴをしてくれる。ライヴにハズレのないバンドというのが、ワタシのマニックスに対する認識だ。
トリ前をマニックスにしたとすると、その後ではアークティックがやりづらくなってしまう。なので間にカサビアンをかませることで、アークティックにはトリとしての役目をきっちりと果たしてもらう。これが、並び順に対するワタシの解釈である。
そしてサマソニが終わった翌日、どのアクトが最もすごかったかという話題になったとき、マニックスの名前が挙げられるとワタシは信じている。去年のサマソニで、ミューズのライヴがリンキン・パーク以上に語られているように。2001年のフジロックで、トラヴィスやオアシスよりもマニックスのライヴが語られているように。
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