サマソニ2023（Summer Sonic）を振り返る （1） – 会場など

昨年に続き、東京会場に2日間参加した。

【アフター（ウィズ）コロナでの開催】
マスク着用は任意で、つけている人はちらほらいた。フジロックよりも、少し多かった印象。声出しもOKで、コロナ禍前の雰囲気に戻った感がある。ワンオクTAKAの煽りは、海外ライヴならさておき、日本では1年早かった。

【猛暑・酷暑】
今年はとにかく暑かった。2日とも35度くらいまで上がり、マリンステージから幕張メッセに移動（歩いて15分程度）するだけでもかなり発汗し、Tシャツがびしょ濡れになった。2日目は日中メッセ内にいたのでほぼ問題なかったが、初日は逆に会場入りから夕方まではマリンステージにいた。極力体を動かさないようにし、屋根で日差しを凌げる2階スタンド席に座ったまま4組のアーティストを観た。黙っていても汗がちょっとずつ出ているのを感じ、常に水分を摂っていた。

テレビのニュースにもなっていたが、熱中症で100人以上が救護ブースを利用したそうだ。また、1名が救急車で病院に搬送されたとのこと。実際、マリンステージのライヴ中、車椅子で人が運ばれているのを目撃した。NewJeansのとき、12時開始とは思えないほどアリーナにもスタンド席にも多くの人が集まった。前方に詰めている人は、会場オープン前から並んで待っていたと思われ、入場後も炎天下の中で開始を待つ状態だったと思う。

来年以降の対処法は？クーリングタイムを設けてエントリー数を減らす、日中のエントリーを控える、そもそも開催時期を見直す、などが考えられるが、果たしてどうなるか。開催時期ずらすのが最もベターと思われるが、日程上はUKのレディング・リーズフェスティバルの前の週になっていて、海外アーティストのツアーの流れに沿って開催しているのが現状だと思う。とはいえ、もちろん人の命には代えられない。

【仕切り】
今年は、入場時のアプリ画面チェックや検温はなくなった。荷物チェックは、マリンステージや幕張メッセに入場する際には毎回チェックされた。主なチェック対象は危険物やビンカン類と思われ、会場の構造上毎回チェックせざるをえないのはわからなくもない。が、朝イチ以外は形式的なチェックになっていた。やはり形式的なチェックでは意味がないと思うので、入場時チェックはやめて、その代わり場内で厳しく睨みを利かせて対処する方に切り替えた方がいいのではと思う。

【大混雑】
サマソニ史上最速でチケットが完売したとのことで、混雑するのは覚悟していた。ワタシが体験した・見かけた中では、初日のマウンテンステージでのYOASOBIが入場規制になっていた。幕張メッセの2ホール分を使っているマウンテンステージが規制になったのは、ちょっと記憶にない。2日目は、インヘイラー終わりで5番ホールに向かう途中、Awitchのライヴでソニックステージが入場規制に。完全封鎖されていたのは、はじめて見た。

【グッズ販売】
個人的にグッズに執着しなくなったこともあり、長蛇の列ができているときはスルーし、空いているのを見計らって売り場に入った。ただ、空いているイコール完売商品が続出していることでもあって、結局去年に続いて何も買わず。一部の完売したアーティストグッズについては、オンラインショップを案内していたようだ。

【帰路にバスツアーを利用】
2日目終演後の帰路には、去年に続き公式バスツアーを利用した。去年は終演時間が最も遅いマウンテンステージのプライマル・スクリームを残り2曲くらいのところで切り上げ、出発時間の22時にぎりぎり滑り込んだ。今年はマリンステージのケンドリック・ラマー終わりで乗車したので、最初に発車するバスに乗って出発できた。

21時30分に出発し、約1時間半で横浜駅に到着。電車移動よりもお金はかかるが、所要時間は電車よりも短くて済む。そしてなにより、座りっぱなしで帰れる快適さには替えられない。