press kit
先日、コーネリアスのライヴを観に行ってきた。
会場はShibuya-AXで、Tシャツやステッカーといった物販は会場外に設置されていた。やがて開場し入場してみると、ロビー内にはCDの物販が。売っている人が、CD購入の人には特典として会場限定のパンフレットをつけると叫んでいたので、覗いてみることに。少し考えた後でシングル『Music』を買い、併せてパンフレットをもらった。
パンフレットはCDのブックレットサイズで、表面は『Sensuous』のジャケットと同じもの、裏面には「press kit」と書かれていた。この裏面のデザイン、パブリック・イメージ・リミテッドの『Compact Disc(Album)』を模している。さて中身だが、まずは『Sensuous』とそれにリンクしてリリースされたシングルの告知が。続いては、細野晴臣や高橋幸宏、坂本龍一といった、小山田の才能を認める巨匠たちのコメントが記載されていた。
「5 years」というコーナーでは、『Point』から『Sensuous』リリースまでの5年間の小山田の活動が、世の中の動きや亡くなった著名人らと併せて年表形式でまとめられていた。自らのレコーディングやツアーのほか、膨大な量のアーティストのリミックス作業を行っていることがわかる。中には、ブラーの『Out Of Time』リミックスがボツになったなんてトピックも。『Sensuous』のレコーディングが始まったのは2004年で、つまり2年間かけて断続的に行われたことになる。
「37 Special」は、37歳で『Sensuous』をリリースした小山田に関連させて、世界の著名人は37歳のとき何をしていたか、というのをまとめている。国内外のアーティストだけでなく、芸能人や歴史上の人物、スポーツ選手までフォロー。王貞治がホームラン756号を打ったとか、織田信長が延暦寺を焼き討ちにしたとか、ブライアン・ウィルソンが自宅療養中とか、いろいろ書いてある。「37 Special」というタイトルを見て、サザンロックの38スペシャルを連想したのはワタシだけだろうか。
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