W50周年記念 デビルマン×マジンガーZ展@トキワ荘マンガミュージアム
連載開始50周年を記念して、トキワ荘で永井豪の代表作2作を扱った「デビルマン×マジンガーZ展」開催中だ。期間中、前半が『デビルマン』、後半は『マジンガーZ』の展示になるとのことで、個人的により思い入れの深い『デビルマン』の展示を観に行って来た。
会場は、トキワ荘マンガミュージアム。かつて手塚治虫や赤塚不二夫ら、昭和を代表するマンガ家たちが住んでいたトキワ荘が、2020年に復刻した建物になる。入口こそ自動ドアだったが、館内には靴を脱いで上がる仕様で、順路は2階からになっていた。トイレや炊事場のほか、水野英子など数人のマンガ家の部屋が再現。その中の一室に、ジンメンの顔出しパネルが設置されていた。
1階に降りると、書籍の展示やトキワ荘関係者のインタビュー動画が流れるラウンジとなり、その左手側が企画展示「デビルマン×マジンガーZ展」の入り口になっていた。扉および開いてすぐのところだけが、撮影可能だった。向かって右が『マジンガーZ』、左が『デビルマン』で、それぞれ雑誌連載時の作画がランダムにデコレーションされていた。
カーテンをくぐり、原画を見る。不動明がデビルマンへと変貌するシーン、シレーヌとの戦闘シーン、『新デビルマン』のジャンヌ・ダルク編の原画が展示。ポスター用や表紙用と思われる、カラー原画も数点あった。『デビルマンレディー』『デビルマンサーガ』といった、派生作品の原画もあった。
永井豪自身は、トキワ荘とは直接の関係はないと思われる。ただ、石ノ森章太郎のアシスタント経験があったことから、今回の展示へとつながっていったのだろう。トキワ荘世代からは少し下の人の展示が、トキワ荘で行われたのはかなり興味深く、今後はより対象範囲を拡大して展示がおこなわれるかもしれない。
『デビルマン』の原画展示は5月28日まで、その後『マジンガーZ』に入れ替えられて6月3日から再開されるとのことだ。
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