ディランのCDを求めて
2月から3月にかけてのボブ・ディラン来日公演に備え、持っているディランのCDを聴き返している。
ランダムに聴いていくことも考えたが、結局ファーストから年代順にピックアップすることにした。そしてそれを聴きながら、自分が思うこと、そしてそのときのディランのあり方を調べるなどして、ページとして興している途中である。
ディランのCDを集めるようになったのは10年ほど前からで、以後94年と97年の来日公演のときに合わせるようにして買い足して行った。そして、それは今回も同じだ。さすがに主だった代表作はほとんど揃ったので、今回は週イチ程度のペースでCDショップに足を運び、ディランのキャリアの中でもそれほど重要視されていないとされるアルバムを買っている。ディラン最大の問題作に位置するかもしれない『Self Portrait』、その直後に発表された『New Morning』、キリスト教3部作のラストとされる『Shot Of Love』辺りだ。
今週は退社後1時間ちょっとの間にCDショップを10軒近くはしごして、『Knocked Out Loaded』『Dylan & The Dead』の2枚を買った。更にはネットも駆使し、ビデオ『Hard To Handle』をHMVのサイトから発注した。来週末には自宅に届くことになっている。
ここ1~2年の間に発表されているベスト盤については買うかどうかはまだ決めあぐねているところ。『Billy The Kid』は、とりあえずパス。そうすると残りもあとわずかで、『Dylan』『Empire Burlesque』の2枚に絞られる。『Empire』は、たまたまワタシが足しげく通っているCDショップにないだけで、結果的にはなんとか入手できそうだ。が、『Dylan』の方はどうも現在廃盤らしい。もともとレコード会社が契約の都合で強引に発表した編集ものなのだが、廃盤になったとなると聴きたくなってしまうのがファン心理(笑)。エルヴィス・プレスリーのカバーなども収録していて、今となっては逆に貴重かもしれない。
ディランのCD探し、もう少し続けることになりそうである。
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