クリーム(Cream)『Wheels Of Fire/クリームの素晴らしき世界』の盤面にキズが
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Cream エリック・クラプトン, ビートルズ
エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーによる元祖スーパーグループのクリーム。最大の魅力は、なんと言っても怒涛の即興演奏が渦巻くライヴにある。
2枚のライヴアルバムがリリースされるのはバンド解散後だが、サードアルバム『Wheels Of Fire/クリームの素晴らしき世界』は、ディスク1がスタジオテイク、ディスク2がライヴという構成になっていて、魅力が集約された1枚だ。ビートルズの『The Beatles/ホワイトアルバム』に先駆けて2枚組アルバムとして全米1位になったのだから、当時の人気もおして知るべしといったところだろう。ワタシ自身クリームのアルバムの中で最も気に入った作品だし、初心者にもお勧めできると思っている。
深夜ネットしながら、『Wheels Of Fire』のディスク2をかけた。たった4曲しか収録されていないが、それは1曲が大作であり、しかも中だるみすることなく緊張感漂う凄まじい演奏が続いている。クラプトンのギタープレイは言うに及ばず、ベースのジャック・ブルースはリードヴォーカルを取ることが多かったのでそれとわかるが、ドラマーであるジンジャー・ベイカーについては、スタジオ音源だけではそのプレイや存在感が掴みにくいところがあった。それがこのディスク2のライヴにははっきりと刻印されていて、緻密さと大胆さを兼ね備えたドラミングが堪能できる。ラスト『Toad』の壮絶ドラムソロが耳に飛び込み、ジンジャーすげえなあとワタシは深夜にひとりで感動している。
しかし、このダンダンダンダンダンダンダンダンダダダダというドラムソロがずっと続いていて、いつまで経ってもディスクが終了しない。さすがにおかしいなと思い、オーディオのディスプレイを見てみる。すると時間表示が13分33秒と34秒を行ったり来たりしていて、それでドラムソロが永遠に続いているのだとわかる。早送りボタンを押すと、すぐさまディスクは終了。CDをトレイから出してみると、一本の筋が盤面にあった。あららら。キズCDになっちゃってたのね。。。
キズを差し引いても、ジンジャー・ベイカーのドラムはやっぱりすごいです(笑)。
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