エリック・クラプトン(Eric Clapton)参加のオムニバス『What’s Shakin’』
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最終更新日:2023/02/18
Eric Clapton エリック・クラプトン, スティーヴ・ウィンウッド
ヤードバーズ~ブルースブレイカーズ~クリーム~ブラインド・フェイス~デレク&ドミノス、というのが、エリック・クラプトンの主なバンド変遷。がしかし、実はこうしたバンド活動の合間合間に、セッションとして残した音源もいくつか存在する。今回ここで取り上げる『What's Shakin'』は、エレクトラレコードが編集したオムニバスアルバム。フィーチャーされているのはポール・バターフィールド・ブルース・バンドで、他にはアル・クーパーやラヴィン・スプーンフルなどが参加。ではクラプトンはというと、エリック・クラプトン&パワーハウスという名義で3曲が収録されている。
このメンバーがかなり興味深くて、クラプトンにジャック・ブルース、スティーヴ・ウィンウッド(当時はスペンサー・デイヴィス・グループに在籍)を含む5人組だ。時期としては、クラプトンがブルースブレイカーズに在籍していた頃。つまり、後のクリームやブラインド・フェイスのプロトタイプのような、幻のスーパーユニットなのだ。『Steppin' Out』『Crossroads』はクリームでも演奏している曲だが、ここではよりブルース色が濃い出来になっている。
名義がエリック・クラプトン&・・・となっているのは、推測になるがレコード会社の戦略だろう。少なくとも当時のクラプトンは自分で曲を書いたり自分で歌ったり、というのはほとんどなく(これも今回調べてみてわかったこと)、自分が前面に出てバンドを引っ張る、という意識はなく、あくまでバンドの一員としてプレイしていたと思うのだ。ただヤードバーズ~ブルースブレイカーズとして既にそれなりのキャリアがあり、そこそこネームバリューもあったことが利用されたのだろう。
柳ジョージは、自分のバンド名をココから拝借してパワーハウスとしたそうだ。
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