ジョージ・マイケル~素顔の告白~(2005年)
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最終更新日:2022/12/25
George Michael ノエル・ギャラガー, フレディ・マーキュリー
ジョージ・マイケルは、アンドリュー・リッジリーとのデュオでワム!として世界的にブレイク。解散後はソロとして活動を続け、一時は商業的に成功し評価も得るが、契約をめぐってのレコード会社との裁判闘争や猥褻罪での逮捕、そしてゲイであることの告白など、その生き様は波乱に満ちたものだった。
ジョージ・マイケルのドキュメンタリー映画になるが、公開が2005年で、つまりジョージ存命中に制作されている。出演は、ジョージ本人はもとより、アンドリュー、エルトン・ジョン、マライヤ・キャリー、ボーイ・ジョージ、そして彼の父親など。アンドリューはやせ細りスキンヘッドになってはいたが、ジョージと対面しワム!時代のことを2人で懐かしく語っているのに心温まる思いがする。マライヤはジョージを英雄として称え、エルトン・ジョンは一歩引いたスタンスを取った上でジョージを擁護している。一方、ボーイ・ジョージは批判的だ。ほんのわずかではあるが、ノエル・ギャラガーもコメントを寄せている。
合間には、見覚えのある懐かしいPVやコンサートの映像などが挿入されていて、これだけでも結構楽しめる。フレディ・マーキュリー追悼コンサートに出演したときは、客席にジョージのボーイフレンドがいて、しかもその人もそれからまもなくしてフレディと同じ病気で亡くなったとのことで、ジョージの苦悩や複雑な胸中が伺える。ジョージは、2016年に心不全で53歳の若さで亡くなっている。
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